名古屋港の本&雑貨店にて、店内でかかっていたところ、早速GET。
ファミコンのPSG音源みたいなピコピコ音で、ジャズ。吐息混じりのキュートな女性ボーカル。
ファミリーミュージック/YMCKっていうアルバムの話だ。
8BIT JAZZだって。
上手い!やられた!
ファミコンの音ってずるい。あの時代を過ごした人間で、PSG音源の音に惹かれない人はいないのではないか?
洗脳的に何時間も同じ音を聞いて育ったんだから。
しかも、トミフェブみたいなキュートなボーカルですよ。・・・でJAZZ
ピコピコ音っていうのはこれまで、クラフトワーク、YMO、Pモデルみたいなアナログシンセを使ったテクノポップから出てきた言葉だ。
思えば、ファミコンの音源をCD化したのは、細野晴臣がはじめで、ゼビウスのゲーム機をスタジオに持ち込み、当時高嶺の花だったサンプリングキーボードにその音を直接取り込み、スーパーゼビウスなるアルバムを作ったっけ。
当時は、ゲーム機の方がより高音質を求め、FM音源だのPCM音源だのを使うようになっていった。
時代はローファイとかデジタルでアナログをシミュレートする逆行を経て、今PSG音源まで戻った。
最近は、スーパーマリオの音を使ったラップがあったりして、ちょっとした流行になっているようだが、今回見つけたファミリーミュージックは、出てくる音は全部ファミコンサウンド、ベースもドラムもあのチープなPSGである。
(いや、正確ではないね、実際にはMacintalkという、かつてマッキントッシュに入っていたスピーチシステムの音が入っている。)
素晴らしい出会いに感謝している!ありがとうYMCK