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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

ファミコン20thアニバーサリーオリジナルサウンドトラックスvol.1

名古屋港のビレッジバンガードで購入。Now Playing・・・って感じで、名古屋港でファミコンの音が響いており、テクノポリスな雰囲気がとても良かった。このシリーズは店に4枚(vol1-3、DVD)が置いてあったのであるが、思わず「おぉぉぉ」となったのが”ゼルダの伝説”。これが入っているvol1を即買い。
帰りの車の中で早速リッスン!
「いいわぁ。ディスクシステムの起動音から始まるゼルダの伝説
なんだろう、クラフトワークのシンプルなシンセの音で郷愁を感じるのと同じく、PSG音源(実はファミコンってPSGじゃなくってpAPUっていうんだってさ)のシンプルな音楽がとっても心地よい。(・・・って前にファミリーミュージックを買ったときにも同じこと言ってたっけ?)
楽しくもあり、寂しくもあり・・・基本的に3和音+ノイズっていう構成で、メロディ2和音とベース、ノイズのリズムしかない。
ファミコンサウンドは”音楽の父バッハ”を感じさせる旋律のマジックである。←褒めすぎ!

このゼルダの伝説は、RPGなので音楽の構成もメロディもしっかりしてる。加えて発音タイミングを遅らせる擬似ディレイや金属音が入ってて素晴らしい。メロディを自宅に帰ってからピアノで弾いてみたら凄いぞ、音階が(白鍵と黒鍵を行ったり来たり)。一筋ではいかない複雑なメロディなのに、とってもポップ。
ゲーム自体はやったことがないのに、惹かれたのが”パルテナの鏡”。こちらも良い曲。
ベースをメロディの中に混ぜ込んで、バーチャルにベースラインを感じさせたり、トリッキーなアルペジオなど、音源がしょぼいにも関わらず、ゲームに彩りを添えるために最善を尽くしたプロがいたということ。
テクノポップの純粋な後継者がファミコン以降のゲームミュージックであった・・・と力説したい衝動に駆られる。
プロへのリスペクトの意味も込めて、名前を挙げさせてもらおう。
ゼルダの伝説:近藤浩次
パルテナの鏡田中宏和