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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

靖國論/小林よしのり

敗戦に合わせて出版された新ゴーマニズム宣言”靖國論”を遅ればせながらチェック。
これまでの小林よしのりの主張がページの至る所に散りばめられており、読まなくても内容は分かろうというものであるが、漫画そのものの他、貴重な資料ページが新鮮。

8月の恒例行事ともなった”靖国”に関係する本が結構書店に出ているが、保守の立場で書かれたものばかりでないことが今までと違う。
小林よしのりの立場は、真正の保守であり、古きよき日本人(明治以降〜対米戦争敗戦まで)の価値観を良しとするものである。民主主義者であることから封建主義者に向かっているような気もするが、呉智英を目指しているわけではなさそうだ。(笑)
しかし、この人、なんでこんなに攻撃的に靖国問題に対してコメントしているんだろうか?
大丈夫だ!よしのり
自分は80年代の面白おかしい日本を経験した、ニヒリズムジャパニーズだが、子供時代に見た映画”連合艦隊”の美意識、特攻隊の魂に共感し、祖先の残したものを感じるくらいの感覚は持っているぞ。
ロックを聴いていても、インターネットを使っていても、妙なグローバリズム靖国に難癖をつける外国、国内の左翼、のっぺりとした市民の気持ち悪さに対して、きちんと嫌悪を感じる程度の愛国心は持っているぞ!
そんなに啓蒙的にならなくたって、日本が熔けてなくなってしまうことなんてないと思うよ。