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WindowsとRedhatに思う「トータルコストってなんかね?」←「誠意ってなんかね?」風に

最近、顧客向けのシステム提案をしていて、首を捻ることが多くなってきた。
Linuxは安くてWindowsは高い。
OpenSourceはトータルコストを安価に出来る。
本当か!?
CentOSならその通りかもしれない。
ここで問題視するのは、Redhat Enterprise Linuxだ。これはLinuxの中でも相当に割高感がマックスだ。

Redhat Enterprise Linux 3年保守付き 27万円
Windows Server 2003 5cal 13万円(Openライセンス)

OSが20万円以上すること自体は必ずしも問題にならない。
(少し前まではWindowsNTだって結構高かった。問題山積みなOSだったね)
サポートが永遠ならば・・・。
DELLなんか、せっかく安価で高性能なハードウェアを提供しているのに、Redhatが高すぎるってんで怒ってたね。→ここ

何がびっくりするって、OS自体の初期費購入費が高いっていうことよりも、3年間のメンテナンス費用が付いての値段設定だってこと。3年目以降は、追加でサブスクリプションとやらを購入するのだ。(5年保守付きなら45万だって。やれやれ)
使い続けるなら、金を払い続けろっていう徴収モデル。
Workstationなら5年でも18-22万円だから、少しだけマシになるが。
それにしても・・。
Windows2000とかXPとかWindows2003とかが、(本当に)長きに渡り、多くの顧客に対して、無償で、バグフィックスや機能追加を提供してきたことからすると、とんでもない仕打ちだ。
今や、OSのパッケージ購入費も、ランニングコストも完全にWindowsの方が安い。
具体的な例として、OSにRedhatを採用し、サーバハウジングを提供する場合を考えよう。
3年で27万がOSに掛かるのなら、月額のコストとして7500円だ。
100万円のハードウェアを5年リースで組む場合、月あたり17000円。
(もちろん部品交換保守も5年付けての話だ)
ハード対OSの費用が7:3ってすごくないかい。
しかも、ハードはそのままで、上に乗るOSを仮想で動かした場合。OSの費用が相対的にものすごく高いものになる。
今時のPCサーバは、クアッドコア*2で、メモリ16GB、UPSまで付けて、5年保守でも90万円を切ってしまうのである。
XENを使って、マルチOSの権利をフルに使った場合でようやくペイできる感じ。

RedhatのサービスでRHNってのがあって、これはちょっとびっくりすることがあったのだが、それは別のエントリに。