非行、引きこもり、自殺、出会い系サイト、不倫、カルト、コミュニティー、携帯電話・・・
自分探し、愛されたい、認められたい・・・
承認されたい欲求がそこらじゅうに渦巻いてるような気がする。
もともとこのアイディアが現代のキーワードだというのを目にしたのは、勢古浩爾の本。
この人の本。数冊が”承認されたい欲求”についてかなりしつこく書かれている。
誰かに愛されたい、どこかに所属していたい（一人は嫌だ）、尊敬されたい、認められたい・・・これらの欲求はもちろん自分にも大いにある。
これらの欲求の段階をマスローという人が提唱したらしい。ちょっと調べるだけで心理学とか心理療法のページがたくさんヒットする。
3スポの局説について
やる気の心理学
マズローの自己実現心理学
安易に自己実現をもちだすのは思考停止
適応障害の理解と治療_社会精神医学的視点からー
心理療法研究所←ちょっとした心理テストが出来る
消費者行動←マーケティングにまで活用されているらしい。こころ産業か？
いろんなページ見てみると、なるほど、やっぱり世の中病んでますなぁ・・・という感じがする。
人とのつながりを求める現代人（嫌な言い方ですまん）の心象が見事に見透かされ、商売に繋げられていく。
個人向けblogサービスの異常なまでの盛り上がり（ほんとか？）、出会い系、ソーシャルネットワーキングなんていうのは、どこかに所属していたい、愛されたい、認められたい・・・のオンラインサービス化じゃないか？
ネットワークゲームだって、ゲームそのものをネタにチャットする方がメインらしい。仮想世界で同じ目的を持ったユーザー同士パーティーを組む。所属していたい。一人でいたくない。いいじゃん、プレステにDVDを差し込んでプレイしてれば（笑）。
なんで掲示板で素人が発言したら、揚げ足を取って、自分がそこの主のように、また他の発言者といかにも親しいように見せ付ける？ほら所属欲だ、認められたい欲じゃないか。初心者が自分達マニアを尊敬しないのを許せないんだな（笑）。
インターネットって危険なんだよね。現実の生活で認められたいっていう正常な心理を、妙な方法でスポイルしちゃう。インターネットに限らないか。携帯しまくるのも、出会い系に飲み込まれちゃうのも、カルトに取り込まれちゃうのも・・・。
好きな女の子に振り向いて欲しかったら、出会い系とかでゆるそうな女の子を捕まえるよりも、努力して、勇気を出して告白すればいいし、上司に認めて欲しかったら、個人ホームページでグダグダ不満を書き散らしてないで積極的に働きかけたり、会社で仲間を巻き込んで、自分の有能さを示してやればいいじゃないか？（自分？大丈夫なレベルだと思ってるよ・・汗）
認められたい欲求の健康な実現方法ってのがテーマですな。
