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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

スクールオブロック

これ、最高に面白いコメディ映画です。

有名小学校の先生として、負け犬ロックミュージシャンが紛れ込み、ロックの神様の教えを、子供たちに伝授する物語。負け犬ミュージシャンの主人公はロックする魂だけ本物で、子供たちの隠れた才能を発掘していく。
優等生の子供たちが、実際には秘められた反抗心や本音をぶつけながらロックを演奏する様も楽しいし、仮面を付けて良い大人を演じている保護者たち、教師も代わっていく。
主人公のロック教師の、モチベーションの持ち上げ方は凄い。自らがハイテンションにシャウトし、教室を転げまわる。子供たちの認められたい欲求を上手くくすぐりながら、言って欲しい言葉を子供に投げかけてやる。
楽器を始めて弾いたときのドキドキや、ちょっと上手くできた時の喜びをこの映画から喚起される。
最後、課外授業と称して、子供たちのロック教師のバンド”スクールオブロック”は、バンドコンテストに出演するのだが、このライブパフォーマンスが最高。
欲を言えば、子供のギタリストが自らの声で歌った方が感動的だったし、クールなキーボーディスとがもっとクローズアップされても良かった。全員がスターになる瞬間が見たかった。(先生が自分勝手なパフォーマンスをするのは、イントロ部分と同じっていうのが・・・・まぁ、それが彼なんだろうけどね)

映画中でも「お前がソロを取るなよ!」とか突っ込みどころ満載で面白い。
でしゃばりで、スポットライトを浴びたくて、ノリだけは最高で・・・。
そんな彼が、バンドコンテストのステージからダイブして、受け止められた瞬間は、ちょっと幸せな気分がした。
(バンドマンだった頃の彼のダイブは、誰にも受け止められずに、床を直撃だった)
ロック先生のセリフはどれもオーバーで面白く、顔も良い。