512MBのDIMMはそのままに、コンパクトフラッシュの容量を8GBにアップデートしてみる。
◾️結論
8GBも使える。勿論4GBもだ。
この調子だと、もっと大きいのもいけるかも。
(DIMM容量の制限があるので、ストレージだけ増やしたところで、あまり意味がないかもしれない)
◾️今回使うのはコレ
今使っている1GBと同じ、トランセンドのヤツ。Amazonで8GBが2200円、4GBは1935円で購入。
8GBはダメで4GBならOKだったなどの海外ユーザーの報告があったので、本命は8GBだが、何か問題があったら4GBに切り替えて検証する。
◾️フォーマットの結果
意外にもちゃんとフォーマット出来て、容量はマイナスでおかしいが空きは7814で正しく認識できている気がする。
フォルダもちゃんと出来ている。
4GBの方も大丈夫。
◾️1GBバックアップデータからの復元
1GBのコンパクトフラッシュの最新バックアップから、4GB、8GBに復元する。
対象は
ROLAND/SMPL
と
ROLAND/SND/fans.svd
だ。
fans.svdというファイルにパッチのデータが入っているらしい。まっさらのfans.svdもファイルサイズが同じなのでハテナ?であるが、固定長のファイルなのかな
◾️8GBでロード!
マウントを解除して、スタートアップ時にサンプルをロードするようにしたら、FantomX6を再起動だ。
おらワクワクすっぞ。
「キター!!」
起動時のメモリーとカードの情報はご覧の通り。
頑張ってサンプルを仕込んだリズムループ集も全部使えるようになってる。
ヤッホーい。
◾️心無しか1GBのものよりも速いような?
気がする。気のせいか。
空きが少ないと動作に影響があるのか?
ファイルユーティリティで
TMP/AUDIO_IMPORTを開いても、SampleListの動作もだ。
◾️ロードもアンロードも時間が掛かる
512MB以内のサンプルファイルの場合なら、スタートアップ時に全部読んでしまう選択もあるが、それ以上のサンプルファイルを大きなフラッシュカードに仕込んでいる場合、いつ、サンプルをロードする?どうやって選ぶ?というのはとても大きな問題になる。
インポートしてパッチを構成して保存するのは意外とスピーディに作業ができるのだが、1000、2000とサンプルファイルがある中から必要な分をロードしたり、アンロードしたりというのは非常に時間が掛かる。
と言っても、スタートアップ時に全部読み込もうとしてメモリーフルというのは全く話にならない。
◾️複数のフラッシュカードの使い分け
いくらフラッシュカードが大きくても、本体メモリの制限は超えられないので、512MBを効率よく使うしかない。
ひとつ考えたのは、作る音楽のジャンル毎にセットを変えるという事。
エスニックループを使いたい時と、エレクトロニクスなどループを使ったモノを一緒に作る事は多分ない。
ジャンル関係なく使うのはファンクのグループかな。
なので、共通に使う最低限のループセットと、ジャンルで特化したセットを分けて、メモリーカードにセット毎保存すれば良い。
512MBフルに使い切った状態で起動すると、相当な時間が掛かるので、切り替え時はコーヒータイムだね。
◾️もう一台買うという選択
それとも、Fantomをもう一台買って、512MBメモリを足すか。
2万円のメモリーを買うよりも、中古でもう一台買った方がお得感がある。
(本体のバックアップというのも安心材料)
X7欲しいなぁ。