FantomX6のサンプルメモリー不足で、原因が妙なデータのせいだったという問題の続編。
今回はおかしなデータを特定し、原因を取り除き、無事解決した全ての過程を記録する。
◾️結論
単純に、SampleListからLOADしてみて、
例のエラーダイアログが出れば、エラーデータ特定。
Importで止まった場所のファイルがおかしい。
読み込みまで出来ていても、耳で聴いておかしいか、ファイルサイズが異常に小さいなどはアウト。
即刻削除してしまう。
◾️ファイルサイズが小さい=怪しい
LOAD時にエラーが出る意外で、おかしなデータを確認するのは以下の方法。
・ファイルサイズの確認
数十キロとか小さいファイルは怪しい。
前後のファイルと比較すらば割と分かりやすい。
まずここで止まってた。3KBっておかしいだろ!
原因は一つではない。
ほらここにも46KBや54KB。おかしいよね。前後と見比べても。
◾️インポート直後のバックアップと比較
素材からインポートした直後の状態のバックアップとの比較。
ROLAND/SAMPLE の下にあるwavファイルが、Sample Listで現れている筈だが、なんらかの都合で壊れた可能性がある。
PC上でwavを再生すると、FantomX6に中途半端に残ったサンプルとの違いがよく分かる。
File Utilityで確認してもおかしくはないね。
波形そのものに問題があるわけではなさそうに見える。
しかし、間違いなく犯人なのだ。
ほら、こいつ。
◾️Sample List上から削除する
File Utilityが嘘をつくことがあるんだろうか?ファイル実体とは関係なく?
PCでダイレクトにファイルを操作すると怪しい動作をするかもしれない。
なので、サンプルの削除は本体でやる。
怪しいデータを消す。
◾️いざLoad all Samples
この時を待っていた!
無事全て読み込んだ。
サンプルメモリーは、あと89MBしかない。
さぁ、コレで晴れて、スタートアップ時に全部読み込む設定に出来るわけだね。
◾️しかし・・・
しかし、これじゃあかんのよ。
これ以上サンプリング出来ないし、せっかくのAudio Tracl Expansionの機能が使えない。^_^
メモリー増設か、リズムキットを諦めるのか。
1GBのメモリーが2万円もするんじゃなぁ。
サーバー用のECCメモリになるし、第一メモリーを買っても使えなきゃもったいない。
メーカーがサポートしない使い方なんで。
あぁ、悩ましい。