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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

みなさん、ねぎらう、各位

何だか知らないが上から目線な言語センスを度々感じる。
自分より立場が上の人を含む人達を総称して、みなさんとか、各位とか、忘年会の案内で、「一年をねぎらいたく思います」って
ねぎらうってのは、上のものが下の働きをねぎらうものだ。
「どういう立場なんだよお前は!」って感じ
お疲れ様とご苦労様の使い分けなんて初歩の初歩だと思うのだが、部長レベルが社長や役員に対して「ご苦労様です」なんていうのを聞きながら、自分のことではないがヒヤヒヤする。
そういう些細な一言だけで、「なんだかあいつは上から目線だな」って、悪意をもたれるかもしれないことに気がついていない。

ここまで書いてきて、やっぱり嫌いなんだと再認識したのは、「皆さん」っていう、一見丁寧に思えるが、その実、結構人を小馬鹿にした二人称。
どんな格上の人間をも、群衆の1人として埋没させ、みんなと総称してしまう荒っぽさ、ガサツさ。本当に嫌いだ。
人を小馬鹿にしているとさえ感じる。
政治家が空に向かって、「みなさんのための政治を」みたいな。
誰だよみなさんってのはよー。とか
具体的なAさんやBさんに響く言葉を発せよと思う。
ついでに言ってしまえば、「我々」という言葉も嫌いだ

なぜ私ではなく、我々を使うのか
埋れたい、自分が主体として責任を追えない
そんな臆病さを感じる言葉だ
大体、組織を率い、代表者として語る人って、我々とは表現しないのではないか
自分のバックには多くの兵隊がいるんだぞーと虚栄を張る時の我々。
そのように我々は感じるのであります。
どうですかみなさん!