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被曝限度上限の引き上げ検討→アホじゃなかろうか

年間被ばく限度、引き上げ検討=原発事故の長期化想定―官房長官なんていうことを検討し始めたらしい。

屋内退避指示が出ている第1原発から20〜30キロ圏の外側でも、大気中の放射線量の積算値が10ミリシーベルトを超えた地域がある。このため、原発事故の長期化を前提に、健康に影響が及ばない範囲で被ばく限度の基準を緩める必要があると判断した。

基準を緩めるんじゃなくって、実際の対策を打つことが求められているんじゃないのか?
「ただちに健康に影響がない」ではなく「基準値を超えているので、避難が必要で、ついては避難先の確保と当面の生活費の補助を、関係自治体と調整する」とか。
実際にそういう動きをしている自治体や役人もいるんだろうが、将来に渡って放射能禍で大変な思いをする、国民の身の安全を優先して欲しい。

もうひとつ面白い表現があって
「現在の基準値は短期間で大量の放射線を受ける場合の安全性を示している。放射性物質を長期間受けるリスクを管理し、別の次元の安全性を確保する上でどのくらいが退避の基準になるか検討している状況だ」
もう、めちゃくちゃだ。短期間で多めの基準値になっているものを、長期で考える時は、もっと少なめの基準に定めるとするのが普通だろう。
短期なら1ミリシーベルト/年で、長期で20ミリシーベルト/年って。金利ならありがたい話だ。
・・ってふざけている場合ではなくって、もう、この人(枝野官房長官)何を言っているのか分かっていないのではないか?
もし、内容を完全に理解して話しているのだとしたら、「かわいそうに、むちゃくちゃなこと言う時って、良心の呵責が大きかろうな」と同情すらする。
別の次元の安全性という謎のキーワード。
どう理解すればいいんだろう。
別の次元の危険性を感じるよ。

やっぱ馬鹿かな。馬鹿なんじゃないかな。責任回避とか保身で頭いっぱいの人間って。
(即座に避難が必要だったのに、当初の判断が間違っていたことを、最後まで認めたくないんだろうな)