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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

作業者の許容放射線量1時間あたり250ミリシーベルトって・・・

原子力関係者に対する基準値(ここまで浴びて良いという話では無い事にも注意)は
”5年間で100ミリシーベルト(年平均20ミリシーベルトに相当)かつ1年間の最大50ミリシーベルト”で一般人は”1年間で1ミリシーベルト ”ってなっている。
年間ですよ、年間。
100ミリ/時間だとか250ミリ/時間なんていう数字は、年当たりから比較しても大き過ぎる(2-5倍)のと、それを「年間250ミリ浴びてもいいんだから、1000ミリシーベルトの水を想定したら、15分の時間は浴びてもいいんだよね?」っていうのは、通らないと思うのだ。
まぁ、理屈はどうでも良くって、とにかく既定値の範囲内なんだから(医学的な見解はどうであれ)、作業ができる仕組みだけ作っておくっていうことなんだろうなぁ。

健康に良いとされる入浴は、40℃の熱*体重*時間で、何ジュール(kwh?)と決まっていたとして
その総熱量に値するエネルギーを、一気に(例えば15分以内)浴びたら、気持ち良い入浴と同じですか?という話。

例えが微妙なぬるい気がするが、想定するタイムスケールって重要だと思うのだ。

これって、「ただちに健康に影響が出ることはない」という言い方とも似てるが、
「じゃあ、その強度で年間浴び続けたらどうなるの?」とか
「(海洋汚染や土壌汚染で)累積した強度はどうなの?」とか
こちらは、「矢が実は飛んでいない」という詭弁と同じで、瞬間で見た時に大した数字ではないから(時間がゼロで移動距離がゼロだから)、少ないモノをいくら積算してもゼロでしょっていう。
のとどっか似てる。
初めから、だまそうという意図が隠されたトリック。
※そんなのに騙されやしないが