■浜岡原発の停止
再開を予定していた3号機だけではなく、現在運転中の4,5号機の停止を要請したとのこと。
1,2号機はすでに停止中で廃炉待ちとのことなので、3,4,5号機が停まれば、そして、保管している使用済み燃料の処分方法が決めれば、東南海地震が来ても安心だ・・・と思ったのだが、ちょっと待った
停止を要請している期間は、対策が完成するまでとのこと。
英断に喝采し掛けたじゃないか。
「おい！適当な手打ちをするんじゃないよ。」
津波対策や耐震設計を見直せば再開しても良いとの考えなのかもしれないが、想定震源地の真上に、わざわざ耐震強度をクリアした安全な原発を作る必要は無いわな。
今後、原発を世界に売り出す際の、セールスポイントに活用するなら「ははーん」と合点も行くが。
「あの、活発な地震国のもっとも危険な震源地にも耐えた、世界一安全な原発を貴国に！」ってか
■経済産業省の腹積もり
今回のことに懲りず、安全な原発を推進するそうだ
無害化するまでに何万年もかかるような廃棄物を出すような発電方法が、（そのライフサイクルを含め）安全であるはずがない。
誰が何万年も墓守を出来るというのだろうか？
「気が遠くなるような年月の間に何が起こっても分かんないし、いいか。」
（どうせ自分が生きているのは80年足らずだし、その間に何も起こらなければいいんでしょ？）
・・という感じだろうか。
「太陽光発電のコストは原子力の約７倍」
「電力の安定化対策として蓄電池の大量導入など年間数千億円が必要」など、原子力ではなければならない理由を述べているらしいが
放射能汚染の影響や、世界への風評によってどれだけの損害を出した（出すことになる）と思っているのだろう？多くの人の健康被害もこれから出てくるかもしれないのに。
太陽光発電のコストが、原子力の約7倍がなんだ？
太陽光発電で、致命的な廃棄物が出るか？
危険な目に遭う作業者が大量に出るか？
原発という選択をやめた後に、本当のエネルギー革命が起きる可能性の方が高い気がする。
官僚が天下り先の確保や、省益のために原発を固持するのであれば、代替エネルギー関連の天下り先をたくさん作ってやり、原発に代わるものを作り出す労力や知恵に対して、インセンティブを与えたらどうなんだろうか？
■結局・・・（半分妄想）
発電コストがどうだとか、代替エネルギーの技術開発だなんだという次元の話ではなくて
とにかく、核兵器の開発を可能にするための、技術開発を常にして置かなければならんのです
・・っていう国防上の理由がメインなのであれば、正面切って、憲法を変え、核開発が出来る国として名乗りをあげちゃえば良い。
誰も日本の核保有を望まない以上は、難しい議論が待っているのだろうが。
大体、日本の国防が目的としているのに、エネルギーと食物の問題（領土も？）があるわけで、尖閣諸島の油田開発だとか、石油を生み出す藻”オーランチオキトリウム”、太陽光発電＆蓄電技術、スマートグリッドなどに舵を取り直せば、未来は明るいのではないか？
採掘権をシェアして、仲良く中国と共存する方法はないか？
農業生産と工業生産のバランスを取りながら、環太平洋地域で共存共栄できないのか？
