TRIZ本を2冊入手。
はじめよう!カンタンTRIZ―頭の片隅にあるアイデアをかたちにする本 (単行本)
ものづくり技術アドバンスト 図解これで使えるTRIZ/USIT (単行本)
内容を読み始めているところだが、なんだか遠回りしているような気がしてならない。
過去の事例は、確かにTRIZの類型に当てはまっていることは分かるのだが、
「TRIZというヒントがあったからこそ、ひらめいた解法なのかどうか?」→「分からない」というのが本当のところではなかろうか。
企業内に設立されているTRIZ研究会などが、飛躍的に多くのアイディアを量産しているなどの実質的な効果があるのかどうかが気になる。
はじめよう!かんたんTRIZに書かれているのは、40の基本原理から、更に重要な8つを念入りに解説したもの。
1:いくつかに分割してみよう 「分割」原理
2:前もって準備しよう 「先取り作用」原理
3:構成や動作を逆にしてみよう 「逆発想」原理
4:ダイナミックなものに変えてみよう 「ダイナミックス」原理
5:周期的な作用に変えてみよう 「周期的作用」原理
6:ピンチをチャンスに 「災い転じて福となす」原理
7:それ自体で目的動作を行う 「セルフサービス」原理
8:いっそ尺度を変えてみよう 「パラメータの変更」原理
■後日談(読後の感想)
・はじめよう!カンタンTRIZ―頭の片隅にあるアイデアをかたちにする本
概論として読みやすい。アイディアを形にするまでには、相当のトレーニングが必要だと思われる。
・ものづくり技術アドバンスト 図解これで使えるTRIZ/USIT
これで使える・・・使えそうにない。
事例として紹介されているゼロックスの例。もの凄くこじつけ感がある。
TRIZの言葉を知っているコンサルタントが、説明用に取り出したような不自然さ。