■手順の確認
大きな失敗を2度したあとは、表面実装コンデンサーの正しい外し方や、半田作業で気をつけることなどの予習をした。
・ハンダゴテの購入
ピンセットタイプのはんだごてよりも、ハンダゴテ二本が良さそうとのことで、追加で購入。
・マスキングテープの活用
コンデンサーの固定等にマスキングテープの力を借りよう。
・溶かしそうな部品をマスキングテープで保護
部品密集地帯やプラ部品がある部分をマスキングテープで養生しておく。
■順調に作業
部品のレイアウトによって、ボードの方向を変えながら、安全な角度でコテが当たるように細心の注意。
・表面実装コンデンサーの取り外し
コテを垂直に当て、10秒ほど加熱。
温まったらコテに角度を付けて、テコの原理でコンデンサーを浮かせる
浮いたら一気にポロンと(力をかけずに)
と簡単に出来たように書いているが、
実は緊張の連続。
外れにくいヤツは、無理に継続せず、フラックスや追い半田で慎重に。
周辺をやっちゃわないように。
・新しいコンデンサーの取り付け
同じ種類のコンデンサーをまとめて外し、
外した個数が回路図と合っていることと、これから付けるコンデンサーをマット上に出しておく。
取り付けの方は、外すよりも遥かに簡単。
足を切って、水平方向に折り曲げ、先をカット。
パターンの上にフラックスを塗り、ハンダを盛っておく。
折り曲げた足と盛ったハンダめがけてコテを置き、(点ではなく)線状に取り付ける。
追い半田で上を固める。
1種類の外しと装着が終わったら、次は別の容量のものを
…ということで、回路図とパーツリストでスペックと数量を確認しながら、全部で45個のコンデンサーを交換した。
実は1つだけ容量違いのモノを取り付けそうになったが、コンデンサーの容量と個数を何度も確認し、パーツリストとレイアウト図のコンデンサー番号を確認しながら慎重にを
容量違いのを付けたら、後からは確認しづらいので要注意。(部品の陰に印字が隠れたり、ケミカルコンデンサーの側面で容量を確認しづらい)
コンデンサーが色んな方向を向いていて汚いが、素人としては上出来だ。
初めてのリペア作業は、こんな感じで二晩で完了した。