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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

VS-2400CDのSSDリムーバブル化をやってみた(Anthony Scott氏スタイル)

■初めに結論と所感

 

まずは、結論。

成功です。


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普段は傷1つ付くのも気にするのに、外装に穴を開けるという、禁断のハック。

心理的には、ココをクリアしてしまえば、後は電気的な部分であまり心配する部分はなかった。

IDESATAにすりゃ動くんでしょ?ってのは以前に分かっているので。

 

・穴あけ

鉄板が厚くて以外に大変だった。

金鋸をギコギコして、振動を与えるのは抵抗があるので、ハンドニブラーでくり抜いたのは良かったと思う。

 

・位置

それ程シビアにならなくても内部で干渉するということはない。逆にフレームを活用して、MR-9100とくっつけられたら良さそうだと、やってみて思った。

 

Anthony氏のYoutubeからスクショ
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IDESATA変換

コントローラとの相性があるかも…という不安は常に付きまとう。(相性ってなんだ?設計時の仕様の世界なのに)

SSD側で何やら賢い事※をやっている昨今なので、古き良きIDEの時代のスタンダードを逸脱する部分があるかも!と思ったりして。

 

なので、今回の組み合わせでたまたま動いたけど、他のものにした場合に動作するとは限らない。(別に誰の保証も無いのでね)

 

※自分自身でキャッシュとか、誤り訂正とか

 

・部品外しや養生

ちゃんとやるならメインボード他、出来得る限り外してからやったほうが良いでしょうと思う。自分はフラットケーブルのコネクタを変形させてしまっていたので、「一度外すと元には戻せんかもしれん」と、思いCDドライブとHDDマウントだけを外して、周辺を紙で養生するという、横着をした。

※くれぐれも鉄粉が回路に入り込まないように。

 

また、

取り付ける表面は、養生テープで覆ったほうが良い。

 

■元ネタ

以前、(メインボードのコンデンサー交換でお世話になった)Anthony Scott氏の下記のYoutube動画を見るべし。

コレを見たから、自分でもやってみようと思った訳で。

youtu.be

 

■今回使う部品
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SSDケース Olmaster MR-9100 (激安)

Olmaster MR-9100 1400円位。※

OImaster MR-9100 PCI Single-Disk Hard Disk Box Built-In Hard Disk Rack (sunsky-online.com)

Paypal支払いで、佐川グローバルで配送。10日くらいで到着。

※他のところで調べると32ドルとかするのが見つかるがBulkで中国から買うのが安い。

ちなみに詐欺じゃないかとドキドキしたが、大丈夫だった。

 

IDESATA変換ボード

https://amzn.asia/d/8AkKq2N

amzn.asia

VS-2400CDのIDEケーブルはメスなので、アダプタの方はオスのものを選ばないといけない。SATAの方はオスでもメスでもケーブルで合わせれば良い。

 

SATA延長ケーブル(電源、信号線)

0.3mを2本で1500円位。

https://amzn.asia/d/a6xNAEt

amzn.asia

コネクタはオスメス。(これを間違えると悲劇)

MR-9100のコネクタがオスなので、MR側はメス、IDE-SATA変換インタフェースがメスなので、ケーブルはオス。ケーブルはオスメスが正解。

 

■工具

金属加工などやったことがないので、工具を調達。

穴あけに便利な道具を見つけたので、早速買ってみた。(金鋸でギリギリと切るのもしんどいので)

・リーマー(4mm-22mm)

ハンドニブラー

【2022年】ハンドニブラーのおすすめ人気ランキング8選 | mybest (my-best.com)

・金工ヤスリセット

・金工ドリルセット

諸々で7500円の散財。

パーツ代よりも高い!(DIYあるあるだね)

 

■開始!

・寸法取り
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・ケガク
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カッターで傷をつけて、油性マジックを塗りこむ(周辺はアルコールで拭き取り)

・養生

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CDドライブとSSDを外す。

フロントパネル以外を養生しておく。

(金属の粉が入り込まないように)

・穴あけ


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ドリルで3ミリくらいの穴を開ける

・リーマーで穴を拡げる


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ハンドニブラーでザクザクと切り取る


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コレが今回の新兵器”ハンドニブラー

国鉄時代の切符切りみたいにフロントパネルをザクザクと穴あけしていく。


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1ミリくらいずつ掘り進むという、なんとも根気のいる作業。指が痛くなる。

ハンドニブラーが表面に傷をつけることに気が付き、途中から養生した。


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掘り進むよ


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何とか開いたぞ

ヤスリで形を整える。

切り口で指を切らないように注意!

ちなみに自分は親指をザックリと切りましたよ。

 

・取り付け

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元々付いていたPCIバス用のパネルを流用して取り付ける。

(ちょっと格好悪いが)

これ、ねじ穴決めのためのスペーサとして使おうとしていたが、ねじ長さが足りていたので、このまま付けたろうと。

Anthony Scott氏は、MR-9100プラ部分にねじ穴をドリルで開けて、裏側でボルトで締めていたが、汚い穴の目隠しにもちょうど良いので、PCIバスパネルをそのまま使った。

黒いしカッコいいかなと。

 

※それにしても、カットして整形しておけば良かった。

 

・ケーブル接続


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IDESATA変換のボードを収める場所が無い。

ケーブルの張力もあるので、空中に浮かんでおいてもらおう。


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HDDケースも元通りに付けておこう。

(気分的なものです)

・完成


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LEDが点灯していい感じ。

 

■電源ON

 

無事に起動、録音済の曲も聴ける。

沢山トラックを使った曲で遅れたりするという情報もあるので、しばらくコレで様子見。

 

実はIDESATAインタフェースの動作が不安だったのだが、一応動いているらしい。