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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

VS-2400CDのリペア⑦ いよいよ起動。果たして!

■いよいよクライマックス


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おお!来たぞ。

来た来た

 

■…と思いきや、ボタンが反応しない

録音、再生、早送り、戻し、ジョグダイアルを押しても反応がない。

キーボードでの操作には対応できている。

キーボードでの操作では、ボタンのランプも付くし、再生はできる。

 

「これは!!」

 

そう、アレだ。

フラットケーブルの接触が充分ではないようだ。


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一度フラットケーブルを外し、今度はカッターナイフの刃で、直接、ゴリゴリとワレメを掘る。

完全に接点が沈むのを確認して、再度起動。

 

■今度こそ感動のフィナーレ


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今度こそ、ボタンも効くし、録音、再生が出来た。

音も出ているし、起動も早い。

いやぁ、滅茶苦茶興奮したよ。

 

「コレにて一件落着」

 

一時はどうなるかと思ったよ。

 

直す前、ちゃんと生きていたVSを、コンデンサー外しを1つしくじったがために、殺してしまったか?とかなり後悔したのは昨晩の話。

 

今度、またコンデンサーがへたってきても、修理すれば使い続けられる!と思ったら、勇気と希望が湧いてきたよ。

 

■今、恐れること

実は、今回のは、先にやった人がいたから、同じようにやってみただけなのだが、実は最も恐ろしい故障がある。

 

・アナログボードのコンデンサ

アナログボードの回路図、パーツリストを見たとき、「ココだけは絶対に触りたくない」と思った。

 

コンデンサーの数が半端ない。」

 

アナログ回路だから、音質に現れてくる(すでに現れている?)はずだ。

耳で気付けるかどうかだが。

 

実は、最新のデジタルMTRに誘惑されずに、VS-2400を離れないのは、ローランドのアナログ回路の性能を信頼しているからだ。

 

・高精度なアナログ回路技術

アナログ技術だけは、メーカーの実績が物を言う世界だと思っていて、サンプリング周波数やビット数が上がっても、その精度のアナログ回路が追従できていなければ意味がない。

 

その、アナログ回路が調子が悪くなっても、正しく、修理できる自信がない。

(そもそも何百個ものコンデンサーを付け替える作業が辛すぎる。)

 

アナログ回路部分に不具合があっても、修理はしない!

 

さっさと諦めて、別の個体か、最新のデジタルMTRに乗り換えようと心に決めている。