■いよいよクライマックス
おお!来たぞ。
来た来た
■…と思いきや、ボタンが反応しない
録音、再生、早送り、戻し、ジョグダイアルを押しても反応がない。
キーボードでの操作には対応できている。
キーボードでの操作では、ボタンのランプも付くし、再生はできる。
「これは!!」
そう、アレだ。
フラットケーブルの接触が充分ではないようだ。
一度フラットケーブルを外し、今度はカッターナイフの刃で、直接、ゴリゴリとワレメを掘る。
完全に接点が沈むのを確認して、再度起動。
■今度こそ感動のフィナーレ
今度こそ、ボタンも効くし、録音、再生が出来た。
音も出ているし、起動も早い。
いやぁ、滅茶苦茶興奮したよ。
「コレにて一件落着」
一時はどうなるかと思ったよ。
直す前、ちゃんと生きていたVSを、コンデンサー外しを1つしくじったがために、殺してしまったか?とかなり後悔したのは昨晩の話。
今度、またコンデンサーがへたってきても、修理すれば使い続けられる!と思ったら、勇気と希望が湧いてきたよ。
■今、恐れること
実は、今回のは、先にやった人がいたから、同じようにやってみただけなのだが、実は最も恐ろしい故障がある。
・アナログボードのコンデンサー
アナログボードの回路図、パーツリストを見たとき、「ココだけは絶対に触りたくない」と思った。
「コンデンサーの数が半端ない。」
アナログ回路だから、音質に現れてくる(すでに現れている?)はずだ。
耳で気付けるかどうかだが。
実は、最新のデジタルMTRに誘惑されずに、VS-2400を離れないのは、ローランドのアナログ回路の性能を信頼しているからだ。
・高精度なアナログ回路技術
アナログ技術だけは、メーカーの実績が物を言う世界だと思っていて、サンプリング周波数やビット数が上がっても、その精度のアナログ回路が追従できていなければ意味がない。
その、アナログ回路が調子が悪くなっても、正しく、修理できる自信がない。
(そもそも何百個ものコンデンサーを付け替える作業が辛すぎる。)
アナログ回路部分に不具合があっても、修理はしない!
さっさと諦めて、別の個体か、最新のデジタルMTRに乗り換えようと心に決めている。