珍しくオプティカルな入出力が出来る、オーディオインタフェースを見つけた。
ZOOMから新しく発売された”U-44”だ。
これがなかなか素晴らしかったので(わざわざ)記事にする。
■やりたかったこと(AG06で嫌だったこと)
・VS-2400CDの光アウトプット
VS-2400がせっかく光アウトを持っているのに、アナログでYAMAHAのAG06経由でPCに入れて、低音質(こもる)になっていたのが歯がゆかった。
.wavにミックスダウンするのにSyncroomのレコーダ機能を使っていたので、Syncroomに光アウトプットからの無劣化のラインを入れたいと思っていたところ。
・AG06のアナログ回路のノイズ
またAG06でアナログのノイズを拾っていたり、デジタルにする際に、CPU負荷率の都合なのかジッターのようなノイズが入るのも嫌だった。
■U-44で解決
・まずはモニタリング
VS-2400CDからオプティカルケーブルでU-44にインプット。U-44のLINEOUTをQ8n-4Kに入れてモニタリングしてみた。
「素晴らしい音質」
・Syncroomのオーディオインタフェースとして
U-44のASIOドライバーを設定して、Syncroomのオーディオインプットに指定する。
ここで少々手こずったのは、チャンネル設定を3,4にしないと音が聞こえなかったこと。
そうか、光入力はチャンネル3,4なんだね。(音が出ないって焦ったよ)
早速、Syncroomの録音機能で、光アウトの無劣化状態で録音してみる。
音が出るまでの間の無音が素晴らしい。
・AG06経由の録音と比較する
AG06のアナログ入力を通して録音したwavと、VS-2400CDから光でダイレクトにデジタル変換した.wavを比較してみる。
音の粒立ちや高音の劣化の無さにより、スネアやシンバルの音が立っている。
YAMAHAの音とZOOMの音の違いの可能性もあるが、音がふにゃっと柔らかくなっていない方が好ましい。
オーディオ的には、高音や金属的な響きが劣化している方が聴きやすいのかもしれないが、一次ソースとしては無劣化(原音=VSに録音した音に素直であってほしい)
■結論
Syncroomで🎤や相手の演奏をミックスする場合は、Syncroomが使うオーディオインタフェースにAG06を選択(VS-2400のアナログアウトプット)して、録音、録画の場合にはU-44でラインの無音状態でクリアに。
VS-2400→(オプティカル)→U-44→(ラインアウト)→Q8n-4Kは常時接続しておこう。