y-matsui::weblog

電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

はじめてのR/Cエンジンカー11

■17:コスト試算

ここでは、サラリーマンらしくコスト試算をしようではないか。また、1回の走行で得られる幸福感を1500円程度とした時の損益分岐点を割り出してみよう。本来であれば、この幸福感は個人個人異なる上、一人の幸福感を対象とした場合でも、相対的に時間軸に従って低下していくと仮定すると、これらも計算に組み込まなければならないだろう。(無駄な試みといわないで欲しい)

ここでは、1回の走行の幸福感を1,500円(「カラオケ2時間、ビリヤード、回転寿司の代わりにでもSavageを走らせたい!」と思う気持ち程度)に設定する。おかしなたとえだと思うが、所詮無理やりなので勘弁していただきたい。

<設定>

初期費

・Savage25RTR+始動用具+電池 6.6万円

固定費:消耗品代

・スパーギア 走行5回につき1回交換 500円(1回あたり100円)

クラッチベル 走行10回につき1回交換 1200円(1回あたり120円)


・プラグ 走行5回につき1回交換 500円(1回あたり100円)

・エアフィルタオイル 走行20回につき1本消費 500円(1回あたり25円)

・エンジン交換 20,000円/年(月あたり1,666円)

・その他 ビス、ケミカルなど(月あたり2,000円)

固定費:燃料代(2L=2500円のクロッツを想定)

・タンク1杯あたり 200円 1回の走行で平均タンク3杯を消費すると想定する。

オプションパーツ代(変動費


・一月あたり5000円〜1万円(参考 月に8回走行させるとすると1回の走行あたり1250円〜2500円)

*時間経過と共に変動費は低下していくと仮定。(始めの半年で1万円/月、次の半年以降は5000円/月、2年目以降は0円とする)

  初回 2月目 3 4 5 6 7 8 32 33
減価償却 本体・始動用具など -66,000                    
消耗品代 スパー -100円/回 -800 -800 -800 -800 -800 -800 -800 -800 -800 -800
クラッチベル -120円/回 -960 -960 -960 -960 -960 -960 -960 -960 -960 -960
プラグ -100円/回 -800 -800 -800 -800 -800 -800 -800 -800 -800 -800
エアフィルタオイル -25円/回 -200 -200 -200 -200 -200 -200 -200 -200 -200 -200
エンジン交換 -208円/回 -1,664 -1,664 -1,664 -1,664 -1,664 -1,664 -1,664 -1,664 -1,664 -1,664
その他消耗品 1000円/月 -1,000 -1,000 -1,000 -1,000 -1,000 -1,000 -1,000 -1,000 -1,000 -1,000
固定費 燃料 -200円/回 -1,600 -1,600 -1,600 -1,600 -1,600 -1,600 -1,600 -1,600 -1,600 -1,600
オプション ひと月あたり -10,000 -10,000 -10,000 -10,000 -10,000 -10,000 -5,000 -5,000 0 0
幸福感 1500円*8回(/月) 13,500 13,500 13,500 13,500 13,500 13,500 13,500 13,500 13,500 13,500
                       
単月小計 -69,524 -3,524 -3,524 -3,524 -3,524 -3,524 1,476 1,476 6,476 6,476
損益   -73,048 -76,572 -80,096 -83,620 -87,144 -85,668 -84,192 -5,244 1,232

結果


・幸福感が1回1500円の時、オプションパーツに6,500円/月以上かけると、単月赤字。(月1万円のオプションと釣り合いを取るためには、幸福感が1回2,000円でなければならない)

・オプションの甘い罠にはまった場合(ここで仮定しているLiving
with Savageの場合)、購入から33ヶ月(2年と9ヶ月)の間満足感を持続し続けないと損益がゼロにならない。

・仮に半年間5,000円/月、以降0円とした場合には、16ヶ月で初期費用を償却できる。

・オプションを買うか/買わないかがコスト試算上は最も影響が大きいと思われる。

・やはり趣味のモノであっても燃料、消耗部品が金が掛かるようだ(1年も走らせればもう一台新品のSavageが買える)

・趣味のものであるからして、罪悪感を救済する”幸福感”の設定は無理やりの感がある(笑)

以上、Living with Savageのコスト試算でした。

これを参照されている皆様方におかれましては、奥様に見つからないように”十分”お気をつけくださいませ。