ここでは、サラリーマンらしくコスト試算をしようではないか。また、1回の走行で得られる幸福感を1500円程度とした時の損益分岐点を割り出してみよう。本来であれば、この幸福感は個人個人異なる上、一人の幸福感を対象とした場合でも、相対的に時間軸に従って低下していくと仮定すると、これらも計算に組み込まなければならないだろう。(無駄な試みといわないで欲しい)
ここでは、1回の走行の幸福感を1,500円(「カラオケ2時間、ビリヤード、回転寿司の代わりにでもSavageを走らせたい!」と思う気持ち程度)に設定する。おかしなたとえだと思うが、所詮無理やりなので勘弁していただきたい。
<設定>
初期費
・Savage25RTR+始動用具+電池 6.6万円固定費:消耗品代
・スパーギア 走行5回につき1回交換 500円(1回あたり100円)
・クラッチベル 走行10回につき1回交換 1200円(1回あたり120円)
・プラグ 走行5回につき1回交換 500円(1回あたり100円)
・エアフィルタオイル 走行20回につき1本消費 500円(1回あたり25円)
・エンジン交換 20,000円/年(月あたり1,666円)
・その他 ビス、ケミカルなど(月あたり2,000円)
固定費:燃料代(2L=2500円のクロッツを想定)
・タンク1杯あたり 200円 1回の走行で平均タンク3杯を消費すると想定する。オプションパーツ代(変動費)
・一月あたり5000円〜1万円(参考 月に8回走行させるとすると1回の走行あたり1250円〜2500円)*時間経過と共に変動費は低下していくと仮定。(始めの半年で1万円/月、次の半年以降は5000円/月、2年目以降は0円とする)
月 初回 2月目 3 4 5 6 7 8 → 32 33 減価償却費 本体・始動用具など -66,000 消耗品代 スパー -100円/回 -800 -800 -800 -800 -800 -800 -800 -800 → -800 -800 クラッチベル -120円/回 -960 -960 -960 -960 -960 -960 -960 -960 → -960 -960 プラグ -100円/回 -800 -800 -800 -800 -800 -800 -800 -800 → -800 -800 エアフィルタオイル -25円/回 -200 -200 -200 -200 -200 -200 -200 -200 → -200 -200 エンジン交換 -208円/回 -1,664 -1,664 -1,664 -1,664 -1,664 -1,664 -1,664 -1,664 → -1,664 -1,664 その他消耗品 1000円/月 -1,000 -1,000 -1,000 -1,000 -1,000 -1,000 -1,000 -1,000 → -1,000 -1,000 固定費 燃料 -200円/回 -1,600 -1,600 -1,600 -1,600 -1,600 -1,600 -1,600 -1,600 → -1,600 -1,600 オプション ひと月あたり -10,000 -10,000 -10,000 -10,000 -10,000 -10,000 -5,000 -5,000 → 0 0 幸福感 1500円*8回(/月) 13,500 13,500 13,500 13,500 13,500 13,500 13,500 13,500 → 13,500 13,500 単月小計 -69,524 -3,524 -3,524 -3,524 -3,524 -3,524 1,476 1,476 → 6,476 6,476 損益 -73,048 -76,572 -80,096 -83,620 -87,144 -85,668 -84,192 → -5,244 1,232
結果
・幸福感が1回1500円の時、オプションパーツに6,500円/月以上かけると、単月赤字。(月1万円のオプションと釣り合いを取るためには、幸福感が1回2,000円でなければならない)
・オプションの甘い罠にはまった場合(ここで仮定しているLiving
with Savageの場合)、購入から33ヶ月(2年と9ヶ月)の間満足感を持続し続けないと損益がゼロにならない。・仮に半年間5,000円/月、以降0円とした場合には、16ヶ月で初期費用を償却できる。
・オプションを買うか/買わないかがコスト試算上は最も影響が大きいと思われる。
・やはり趣味のモノであっても燃料、消耗部品が金が掛かるようだ(1年も走らせればもう一台新品のSavageが買える)
・趣味のものであるからして、罪悪感を救済する”幸福感”の設定は無理やりの感がある(笑)
以上、Living with Savageのコスト試算でした。
これを参照されている皆様方におかれましては、奥様に見つからないように”十分”お気をつけくださいませ。