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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

千斤を替えたらウルフトーンが消えた

以前のは如何にもアカンやつな、簡素なヤツ。

ウルフトーンが酷く、千斤のところを押さえると止むので、ココが振動を吸収できていないのでは?と疑っていた所。


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注文していた固定の千斤が香港から届いたので、早速付け替え。

 

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同時に弦も新品に替えた。

千斤と駒の間を正確に390ミリに設定。

ウルフトーンがピタリと止まった。

 

■ウルフトーン

鳴りの良い楽器で、固有振動数による共鳴が起こり、不定期な唸りが生じるとのこと。

ウルフトーンが出やすい楽器はいい楽器とのことだが、制御できない振動が良いわけがない。

ウルフトーンキラーという部品は、結局弦の振動を殺すもののようだし。

 

で、二胡の場合は、革の張りが良い場合に、起こりやすいとのこと。確かに、もう一台の二胡の皮は駒の所の凹んでいて、張りが無い上に、ピエゾピックアップを貼り付けているので、皮が振動していない。

 

要するに、駒の硬さ、皮の張り具合、千斤での振動の吸収が上手く行っていないと、変な倍音?共鳴を起こすってことなので、千斤を変えるのが手っ取り早い。

 

弦を通しているシリコンゴムが良いってことなのかもしれない。