厳密に言うと、マイク自体の性能や周波数特性云々の話ではなく、同じコンデンサーマイクでもどこからどのように収音すると良いのか?どう違うのかという問題。
■マイクの違い
・JTS CX-500:無指向
マイク自体を花窓から本体に突っ込んで録る。
・JTS-CX516:単一指向
マイク自体を花窓の外にセットして背後から録る。
低域、高域万遍なく鳴っているのがCX-516で背面から狙った場合。
CX-500を花窓から突っ込んだ場合は、中域が強調され、バンドパスフィルタが掛かっているかのようだ。
■収音位置の違い
CX-500を花窓に突っ込む際の位置で音が違う。
・上
高域が暴れる。駒より上部のノンミュートな音や、擦弦の音をより拾うのか。
・下
高域強調。パリパリした音。上部よりはまし。
・真ん中
中域が強調された音。
基音が最も強く集音されるからか。
■使い分け
ソロに近い、他の楽器音が薄い場合は、外から狙った音が美しい。
他の楽器との違いを際立たせたい場合は、中に入れて中域強調の音が二胡らしい。
オフマイクの音に慣れていたので、最初は中域強調の音に臭みを感じていたが、だんだんこの臭みが味になってくるんだろう。
チーズや珍味と同じで。