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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

仕事で感心した話

スキャナを使った電子化業務の(システム面の)お手伝いをすることになった。
業務用スキャナ、バーコード読み取りソフトを使って、書庫の紙資料を一刻も早く無くすのが目的だ。
そこでこの道のプロフェッショナルから伝授されたノウハウに「ほほぉ」と感心するネタがあった。
500枚の紙を設置できるADFでA4文書の両面を読むのだが、通常思いつくように縦で挿入する場合と、横で挿入する場合では、紙がスキャナを通過する距離が短い分、横置きの方が高速に処理できる。
スキャナ上は横で読んで、ドライバで回転を掛けて正立して、正立の位置でバーコードを読む。
結果は、「縦で読んだ場合より横で読んだ方が20%高速」と出た。
「おぉぉ。結果がちゃんと出るんだ。」
また、ホチキス留めを外した原稿の場合、ホチキス穴で紙がくっついたり、穴の部分だけ盛り上がったりしてジャム(紙つまり)の原因になるのだが、これもホチキス留めされていた部分を後で挿入されるように位置を調整することで、停止する時間をセーブすることができる。
つまり
「270°傾けた状態で読む(ドライバで90°回転して戻す)とジャムが減り、高速に読み取れる」
なんだか単純なようで、すごいノウハウのような気がしてしまう。プロってすごいね。