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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

Ableton Live4(32ビット版)をWindows10 64ビット版で動かす!

 


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Live4のアップデートパッケージ

ステッカーが付いてる。

恐らく2005年に購入

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無事動作した画面。

横に16トラック見通せるようになり幸せを噛み締める。

 

◾️素晴らしいableton のサポート

 

・古いパッケージゆえのアルアル

関連付けられていたメールアドレスが異なるため、最初のセットアップは失敗。

 

・サポートに連絡

恐る恐るableton のライセンスサポートにWEBから問い合わせ。

即座に返信が来て、フォローしてくれた。

シリアルナンバーの他に、住所や氏名、購入時の証拠を連絡。レシートは残っていないので、パッケージの写真を送る。


・新しいメールアドレスと統合

折り返しサポートが素早い仕事をしてくれた。直ぐに今使っているメールアドレスからログインしたマイページにLive4のドロップダウンが現れた。

 

◾️オフラインでオーソライズ

オンラインのオーソライズは失敗。

恐らく認証システムが昔と違うんだろう。

次にオフラインのオーソライズを試みると、見事に成功!

ありがとうableton

Live10がメインストリームなのにLive4の認証ができるなんて!

もう15年も前のプロダクトだ。

(ちなみにLive2は2004年に購入。まだライセンスが生きている)

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奇跡的にアンロック出来た喜びの瞬間。

32ビットプログラムなので、Windows10は正式にはサポートしていないよ。と言われていたが、結果的に完璧に動いたよ。

 

◾️インストールとセッティング

インストールは問題なく完了。

 

・文字化け

環境設定で言語を日本語にするも、Windowsのウィンドウ、メニューは文字化け。

これはアプリが使っているフォントの問題だ。Windows10の追加言語である日本語を消して、入れ直し、フォントキャッシュを削除。再起動したら無事に解決。中華PCなので日本語設定が不十分というオチでした。

 

・USB-MIDIドライバ

我がWindows10マシンには、既にMOTIF XFやFantom X、Gの64ビットドライバをインストール済みだ。32ビットプログラムから64ビットのドライバが使えるかどうかが問題となるが、結論を言えば、全てちゃんと認識した。YAMAHAのUX16もちゃんと認識して、4ポート全てのUSB-MIDIドライバを利用できる。多チャンネルがLive4でも使える!

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・ASIOドライバー

Fantom Gをオーディオデバイスとして認識。

こちらも64ビットのドライバだ。

 

◾️シーケンス

過去のalsデータをロードして、ハードシンセを鳴らす。

 Fantom X、Fantom GとMotif XFをアウトプットに指定してシーケンスできた。

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16チャンネル分を見通せる広い画面!

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すごい情報量

老眼で見えないことの方が問題だ。

 

Windows XPマシンとの比較

Pentium M 1.2GHzのWindows XPableton  Live 4.1.2とCeleron 1.5-2.4GHz 4コアのWindows10、ableton  Live 4.1.4で同じシーケンスデータを使ってCPU負荷を見てみる。

いずれも20%程度で軽い。

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左が東芝Dynabook SS SX290NR

右がJumper Ezbook X4

 

・作業性

最近のマシンの方はディスプレイ解像度が2kなので、情報量が多い。

ミキシング画面では16chを見通せるので、断然作業性は良い。

 

◾️まとめ

最新のマシンでは最新のバージョンのableton  Liveと思いがち。

今ならLive10がメインストリームだ。

Live2、Live4からのアップデートなら約2.5万円の出費を覚悟するところだった。

Lite版からのアップデートなら4万円。なかなかの出費となる。


しかし、今回やってみて分かった通り、32ビットの軽いLive4を使い続けるという選択肢もある。

 

起動からして全然早いし、動作もキビキビ。

オーディオのような重いものを使わなければ、完全にアリ。