メタリカが往年の輝きを伴って新作を発表した。
前作St.Angerから5年。ファンにとっては、待ちに待ってた新作なんだろうが、自分は、前作のSt.Angerを聴いたこともない。
最後にリアルタイムで聞いた覚えがあるのはメタルジャスティス（1989年）
ブラックアルバムもロードもリロードも知らない。
（リロードは、2006年に中古で入手してチェックした）
前作から5年というよりも、リアルファンの頃から数えて20年近いブランク。
そんな体たらくであったのだが、今回、CDショップで発売前のサンプル盤を聴いた時に、「お！これはもしや。帰ってきたか」と引き付けられた。
ライナーノーツで伊藤正則氏が書いているが、ガレージインク※の匂いがする。
生々しいバンドサウンド。ちょっとパンキッシュで、元気だ。
※ガレージインク、新たに2枚組として再発されてるみたい。ディスク1は新作、ディスク2も追加曲あり、こちらも気になる。Helpless大好きだったな
バンド側は、2nd"ライドザライトニング"と3rd”メタルマスター”の間と表現しているが、どうだろう・・へヴィロック以前のメタリカが全部詰まっているような。
なんか、4thあたりで歴史が分岐した場合のメタリカっていう気がする。
へヴィロックではなく、メタルマスターの延長線上で、90年代を駆け抜けて、2000年を駆け抜けたメタリカ・・。パラレルワールド。
あ、この音、スレイヤーのプロデューサなんだ。
なるほど。スレイヤーだ。（特にギターの音）
今回のメタリカ、とってもいいぞ。
10曲目の元気なこと。Master of PuppetsとかFight Fire with Fire、Helplessみたいな。
自分の時計も20年戻った気がする。これ演奏してるの40代半ばのおっさん達なんだよなー。凄いよ
ジューダス（ロブおじさん）も凄いけど。
なんだかうれしい。勇気をありがとう。←なんのこっちゃ
