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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

THX1138

THX1138
大量消費社会、性、暴力を薬で抑圧し、信仰も機械仕掛け。
薬を過剰摂取しながら製品を作り続ける主人公に異変が(笑)。
恋をしたい、性行為をしたい、人を愛したい。
なんだ、このフロイト的リビドー映画は。
学生だったジョージルーカスさんの、”抑圧された性衝動”がフィルムに爆発か?
性や暴力を抑圧して、組織を維持させるって・・・中世の教会じゃないですか
パートナーは途中でいなくなるし、(その時点で外の世界に行く理由が無いんじゃ?)、エンディングは抑圧された地下世界のトンネルを抜け、太陽に照らされた外の世界。
もう一度言いたい。
「なんじゃ、この映画!」
思い込みを捨てて、抑圧から自由になるべきだと言いたいのか、逆に自由なんてものは幻想だ、抑圧があるからこそ無いものねだりに夢想するだけだと言いたいのか?

※教会に良くある懺悔ルームのやり取りは面白かったな。イライザみたいな反復プログラムに対して告白するってところ。