Ajax,googleMapsなどに代表されるような、インターネット上のリッチなブラウザ体験がWeb2.0なんていって騒がれている中、「Web2.0ってのは機械が解釈できるWebのことだ!」と看破しXMLの文体と新しい社会契約論(6):Web3.0でWeb3.0なんていうその先の展開を論じている人がいる。
XMLやWebサービスが実用段階になってくることをWeb2.0と総括するのであれば、Web3.0は人間が記述する文法をもっと構造化するべき・・・という感じなのかな。
このサイトの他の記事で、構造化された議事録を作成するために会議を開催したらどうか?との試みもあり面白い。
人間の知的活動の残骸とも言える言語の問題を考えずして、情報処理は成り立たない。
言語は思考のフレームワークなのであるからして、その言語を生み出した思想、哲学的なんかの意味論が研究対象から外れるはずも無い。
自分は「こういうことがしたい」といった具体的なニーズを実現する”アプリケーション側の視点”でしか見られないが、研究者や野心的な開発者による意味論への挑戦に対しては、熱い視線を投げかけていきたい。