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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

ビッグフィッシュ

父と子の微妙な壁と理解を描いた感動的な映画。
ファンタジーと人情ドラマ、コミカルな場面でワクワクしっぱなし。
最後は魔法のようでいて、感動的な息子のはなむけの語り。
信じられない人生を過ごした”大きな男”である父親のほら話を聞いて育った息子は、父の嘘に辟易していた。
父はいつも自分に嘘を聞かせ、真実をまるっきり語らない・・・。
しかし、(話を面白くするための多少の誇張が含まれているものの)父は真実しか語ってこなかった。
エンディングになるにつれ、嘘が真実であったことが明らかにされ、息子は父を理解する。
息子が父の病床で聞かせるのは、父から聞いたこともない”父の最期”。
息子の語る自分の最期に満足して、父は旅立つ。
すると、父の葬式に現れたのは、空想上の登場人物だと思っていた奇妙な人たち。
「すべて真実だったんだ」と明らかにされる瞬間だ。
久々にすがすがしい気分にさせられる映画だった。
見る前に全然期待していなかっただけに、かなり得した気分。