第一回目のセッションで度々引用された権威”ウィル・シュルツ”の「ヒューマン・エレメント・プログラム」をインターネットで調べてみました。
自己と組織の創造学―ヒューマン・エレメント・アプローチ / ウィル・シュッツ 春秋社
>内容(「BOOK」データベースより)
>自分の能力を最大に発揮し素晴らしいパフォーマンスを生み出すためには、
>ポジティブなセルフエスティームが必要。そして、ポジティブなセルフエスティームを持つためには、
>まず自分自身を知り、自己の防衛のメカニズムを知り、なぜ自分が特定の行動パターンに柔軟性なく
>こだわっているのかを理解しなければならない。そのためには、自分自身にも相手にもオープンに
>正直にならなければならない。防衛や非難的な態度がなくなって初めて人は成長することができ、
>自分のポジティブなセルフエスティームを持てるようになり、自分の能力をフルに発揮でき、
>素晴らしいパフォーマンスを生み出すことができる。本書では、まさにこのプロセスを明らかにしている。
内容(「MARC」データベースより)
>メンバー全員の自己への気づきを深め、自信を高めて潜在能力を全開すれば、
>互いにオープンになり、仲間性に支えられた意思決定が行われ、組織の生産性は高まる。
>その方策を紹介する。
危険を察知する“防衛”能力、危害を加えるものへの当然の“非難“を奪っているように思える。
知性のある動物である人間は、自分の経験や見聞きした情報から、“自分なり”の反応をするものです。
こういうの、私はイニシエーション(初期化)だと感じました。
出版元である“春秋社“も調べてみました。
■春秋社
宗教書を中心に、哲学・思想、心理、音楽関連の専門書を刊行。楽譜や刊行物を書名や著者名、刊行年月で検索できる。
www.shunjusha.co.jp
MSNサーチではこんな風にも紹介されています。
「精神世界の書籍」
ウィルシュッツの他の文献としては何があるのでしょうか?
生きがいの探求―ほんとうの自分を知り、活かす喜び /ダイアモンド社 1991年
内容(「BOOK」データベースより)
感受性訓練(ST)の世界的権威ウィル・シュッツ博士による、「心の改革」のためのトレーニング・ガイド。
他にもこんな視点もあります
カリキュラムで使われたテキストの一説に「1960〜70年代にアメリカで起こったヒューマンポテンシャル・ムーブメントの中で確認されたこと」とあります。
うーん。カウンターカルチャーの真っ只中ですなぁ。怪しい・・・怪しすぎるぞ!
この1960〜70年代とは、ベトナム戦争拒否の若者によって、カウンターカルチャーや瞑想、神秘主義がアメリカに蔓延した時期、または敵に洗脳されたベトナム帰還兵を脱洗脳するために、この手の研究の必要性が叫ばれた時期です。私は、学生時代にカウンターカルチャー系の怪しい文献*をたくさん読んでました。(興味本位です)