打ち込みオケを使ったライブのため、StudioOneのショー・リハーサルプロジェクトを使ってみる。
以前、ableton Liveでは、全曲をタイムラインに並べて、ロケータを付けることでやっていたが、曲順入れ替えや曲間で止める・継続する・・を選びたいし、なんならスマホをリモコンにしたい(演奏の合間にPCマウスを操作するのが嫌だ。せめて画面タッチ程度)ということで、StudioOneのショー機能にチャレンジ。
■ショーとは?
まっさらなショー設定では、バッキングに使うwavファイルや、演奏者のトラックを作成し、ソングリストで管理する。
・・で「既存のSongデータをそのままインポートして並べられんの?」と思ったが、どうやら出来ないらしい。ショー画面にドラッグアンドドロップしても、Songが別Windowで起動するだけ。
・Songをショーにインポートする方法
やり方は、Songの方を開いておいて”ショーに追加”。
そうすると、マスタートラックのレンダリングに推移する
「へ?マルチトラックのまま持ち込めないん?」
結局、マスタトラックをレンダリングして、ショーのバッキングとしてインポートするだけの仕組み。
つまり、Songで変更があれば、その都度マスタリングしてwavを更新するということ。
・ショーでも出来ないこと
ライブ演奏しながら、全トラックを録音することは出来ないようだ。
ショーの画面で録音ボタンが無い!
「あかんがな。録音くらいさせてよ」
■マスタトラックのレンダリング
これがまたしんどい、リアルタイムでしかレンダリング出来ない上、0.1dBでもレベルが超えると、「クリップするよーん。ええのん?」と中断させようとする。
「微妙に歪むくらいならいいだろ」と妥協しつつ
なんとか13曲を2時間でセットリストに加えた。
■Syncroomを使う際の制限事項
Songを複数立ち上げて、切り替えて使うというアナログな方法もあるが、そこにはSyncroomのVSTプラグインの制限が存在する。
複数のSongでそれぞれ同じVSTプラグインを挿入して使っているので、後から起動したものよりも先に起動しているVSTプラグインが優先ということ。
つまり、曲を切り替えてもプラグインの動作は、後から起動したもので有効にならない。
せめて後から起動した方を優先してくれれば、目的達成なのだが。
■求めているもの
ソングリストでオケをマルチトラック再生しながら、マルチトラックの録音をしたい。
・マルチトラックオケの各トラックのレベルをその場で調整したい(演者の出音でバランスが代わるので)
・Syncroomの演者のパフォーマンスをリアルタイムで録音したい