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体験!Microsoft VitualPC2007

MicrosoftVirtualPC2007というのを職場の新しいPCにセットアップした。
新しいPCはXP Professionalなのだが、このありふれたクライアントOS上に色んなWindowsをセットアップできる。マルチブートでもリモートデスクトップでもない。この手のソフトではVMWareが先行しており、以前から同僚が使っているのを知っていた。一方、主にホスティングサーバ用途など仮想化なんていうキーワードで話題になっており、ちょっと気になっていた。
ソフトウェアエミュレートでは、マシンパワーが問題になるのであるが、幸い職場にパワフルな開発PCが来たので、「んじゃあ試してみよう」となったわけである。
何しろCore2Duoなんていう聞いたことも無いCPUに、メモリが2GB、ディスクが180GB、おまけに19インチ液晶が2枚のデュアルディスプレイ構成。
まるで、「仮想PCをいくらでもセットアップしてくれよ」とPCが言っているように聞こえてくる。
言うまでも無く幻聴なのであるが、導かれるようにして仮想ホストを立てまくるおっちゃんなのであった。
※もちろん、ボリュームライセンスで必要数のライセンスは持っているのでM$に怒られるようなことはない。

最終的に下記リストのような5つの仮想コンピュータをセットアップしたのであるが、これがまた大変な作業であった。
何しろWindowsが5つである。アップデートパッチの適用で死にそうになる上、各種バージョンのVisualStudio(VisualStudio6、2003、2005)をインストールで丸々12時間かかった。
ひとつのPCの上で、複数のWindowsクライアント、サーバが動作している様は圧巻である。
これがディスクイメージと設定ファイルの2ファイルだけで、別のPCに移植できちゃったりするのが素晴らしい。
客先環境の復元や、自分の開発環境を他のマシンにも構築すること、まっさらな環境を開発者間に配布するなどで使うと効率的だ。膨大なセットアップ時間を短縮できる。

■セットアップしてみたOS(on WindowsXP Professional
Windows2000
Windows2000Server
WindowsXP
Windows2003
WindowsVista

■悪ノリしてやってみたこと
WindowsXP ProfessionalのノートPC(ダイナブック)に、Windows2000、WindowsVistaの仮想PCを構築。
Windows2000はそこそこ快適に動作するものの、Vistaの遅さはのけぞる。悶えそうになる。
ネイティブでも無理やりVistaに対応できるかという位の非力なマシンだ。ソフトウェアエミュレーションでどうにかなる話なわけはない。
その昔友達がMac上でWindowsをエミュレートして遊んでいたことを思い出した。
※アレは、悪い冗談のように遅かった

■疑問点
ネットワークカードに複数IPアドレスを定義して、それぞれのヴァーチャルPCに個別のIPアドレスを割り当てたら、まともに通信できるのだろうか?
ヴァーチャルPC同士のクライアント-サーバってどうだ?
自己完結というか両性具有っていうか。何言ってるんだか。