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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

Acoustic YMO / The TOY BOX

YMOのカバーの中でも異色な”アコースティック””完コピー”
エレクトロニクスで完コピーでも面白くないし、アコースティックで(原曲を損なう)アレンジでも面白くない。
このThe TOY BOXは凄い。1stのコンピュータゲームの機械音コピーで「おぉぉ」と引き付けられ、原曲のアレンジの緻密さに驚き、音の長さ、リズムの正確さはもちろんのこと、曲間のタイミングまでも完全に再現するほどのYMOへの愛。途中シムーンで御大細野晴臣先生の渋いヴォーカルを楽しめる。
最後まで安心して聞けるのは、自分がこれまで何度も聞いてきた音がすべて、漏れなくフォローされているからだろう。
マッドピエロ良い!東風でチェロがイントロ、駆け上がりも見事。
クロバットも懐かしいなぁ

これを聴きながら、(YMOをリスペクトしていると公言しつつカバーを出している)テクノアーティストのことを思い出していた。ヒューマンリーグのYMOカバーは最低だったし、リミックスなんとかとタイトルに付くYMOカバーも最低だ。YMOから距離を置いているように見える電気グルーブの方が、はるかに往年のYMOらしかったり、海外のテクノアーティストでも大御所(808ステイツなど)はさすがに聞き込んでるなという気がした。YMOのボックスセットDisc5に収録されていた、カバー集の中でさえばらつきが凄い。「ただサンプリングしただけじゃん」とか・・。ちゃんと音楽をしている人や細かなところまで聞き込んでいて、愛着がある人のYMOカバーってすぐにわかる。
あ、何様だ?自分