ミリアムストックリーの2ndを入手した。
1曲目”Umoya”のアフリカ風エスニックポップは、DeepForestのWorldMixに入っていてもおかしくなさそうな曲。2曲目”Rainsong”もその流れで結構いい感じ。
この人のこういった（アフリカン）エスニックカラーが、アディエマスの色付けに一役買っている。
アイリッシュな3曲目、アディエマス的大げさサウンド（サントラっぽい）の4曲目以降は、平凡なポップスになっちゃって中だるみ。7曲目のDABADABAスキャット〜8曲目の（古臭いポップス）流れは、「簡便してくれー」って感じ。
9曲目のIfemeriでアフリカが戻ってきて、最後の曲Tulaでしっとりとしたスローテンポを歌い上げて終わる。なんとか帳尻があった感があるものの、「あぁぁ、良いものを聞かせてもらった」といった大作感が無い。
この人の良さを引き出すことができる人が作曲やアレンジをしないとダメだなぁ。1stは結構好きだっただけに残念。
ミリアムストックリーという人のキャリアを見ていたら、おおたか静流との共通点に思い当たった。
TVCFで歌ったのを契機に・・とかスタジオミュージシャン、バックシンガーとしてのキャリア、錚々たるアーティストとの競演、自らのユニット（ミリアム＝プレイズ、おおたか静流＝dido）、キャリアの転機となるプロジェクト（ミリアム＝アディエマス、おおたか静流＝式部）、そしてソロアルバム。
言語を使わない歌、楽器のような声の使い方、さまざまな歌唱、ヒーリング、エスニック。
