y-matsui::weblog

電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

プレイズYMO/セニョール・ココナッツ

出たー!ラテンYMO
YMOのおっさん3人も合流して、うぅマンボ(マンボだかサルサだか分からんが)
東風(坂本龍一参加)のMy Name is Tong-Pooのところが、My Name is Coconutってあぁた。(やりたい放題だなぁ)
アレンジは、シンセブラスが生のブラス、シーケンス音はマリンバかバイブ、ドラムパートやSE音がラテンパーカッションっていう感じで、一応の定型パターンがある。
細野、高橋の歌が聴けるとは思わなかった。初期の楽曲がぴったりラテンにハマるのは、まぁまぁ想像できたとはいえ、中期のPureJam、MusicPlans、後期のLimbo(高橋幸宏参加)、Madmen(細野晴臣参加)なんかがカバーされてるのがうれしい。特にLimboは、そのままラテンで綺麗に収まっちゃってる。
Firecrackerはかっこよすぎ。何がかっこいいって、アコースティックなラテンに挿入された電子音。電子音にまぎれてアコースティックサウンドが挿入されるのが一般的なのを逆手にとった感じ。
先のエントリーであるアコースティックYMOにしても、本作のラテンYMOにしても、YMOをテクノやエレクトロニクスの視点じゃなくって、”曲の基礎構造の良さ”にきちんとフォーカスして、まじめに再構築しましたって感じが面白い。

※曲間のジングルみたいなのが、どうしてもトニー谷の”さいざんすマンボ”みたいに聞こえちゃう。
※+シークレットトラック?ってのがインナースリーブに書かれてるんだけど、どこに入ってるんだろう?

ところで原盤タイトルがYellowFever!ってなってる。
黄熱って、アフリカの伝染病なんですけど・・・
80年代は世界中が熱にうなされたってことですな。