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qmail+メール受信DBの可能性

高速で大規模に対応したメールサーバー”qmail”を何に使う?
メール送受信はqmailqmailで送受信するメッセージをDBに格納してしまおう。
ラッキーなことにqmailは送受信の全メールをひとつのアカウント”log@ドメイン名”に転送できる機能があるではないか。つまり、log@ドメイン名のユーザー宛のメールを受信し続けて、DB格納すれば、メールアーカイブDBの出来上がりなのである。メールアーカイブついでに、フォルダツリーインタフェースやカレンダーインタフェース、送信元、宛先、キーワードによる検索機能は欲しい。
これってmoblogでもあるし、メール監査ツールでもある。
さて、「全メールをフックしてDB化してしまうという”プライバシー無視”の極悪なこのシステム」にニーズはあるのか?

いやいや、”いやらしいことに”あるんですね。この手のニーズが。
企業の情報漏洩対策のためのメール監査ツールです。はい
フィルタリングするソフトもあるが、実用的には、「問題が起こったときに過去の送受信履歴を検索できれば良い」程度の認識がほとんどだし、フィルタリングというのもなかなか難しい問題がありそう。(eroという単語で禁止をかけたらxeroxという当たり前の単語をメールで使えなくなった・・とか)
LAMPLinux,Apache,MySQLPHP)なんていうイカしたフリーソースを使って、そして強力なqmailを布陣に加えれば、安価なメールアーカイブツールの出来上がり!・・・ってこれから作るんですけど(汗)
でも、これ監査用のツールだけじゃないんです。
確かに監査のニーズはあるんだけど、本当にしたいことはそんな(社員にとっての)邪悪なツールじゃない。
別の記事にも書いた、安否確認/非常召集システムももちろん、このアイディアの発展。送信したメールに対しての受信を受けて、本文内容のキーワードを読み取り、アクションを起こす!そんなツールを考えているのです。
メールの自動処理マシーーンですな。DBに格納しちゃえばなんだってできる。
たくさんのPOP接続とSMTPを高速に処理できて、アーカイブ用のアカウントで全メール受信できて、メールボックスが壊れにくく、マルチスレッドな動作をする。そこにDBが加わればメールをもっと元気に活用するためのツールができる。