MailDir方式のメールクライアント"Qmail"(←次世代メールサーバqmailとは別物)をインストールしてみた。
1メッセージ1ファイルで軽快に動作しそうな感じがあるし、メールファイルが壊れなさそう。
Qmailではなく、qmailの話だが、メールボックスファイルが壊れてしまい、メッセージを取り出せなくなるなんていう事故は起こったことがない。
MTAの場合は、AからBへ、BからAへとメッセージが行き来するだけなので、(POP3の場合の)メールボックスファイルなんて所詮は一時ファイルと考えられるが、メールクライアントのメールはそうはいかない。下手したら10年くらいは蓄積されないことには困る。
・・でもって蓄積しまくったメールボックスが壊れてしまっては困るし、高速に全文検索できないと困るのである。
※つい最近も、メールログ用アカウントのMboxファイルがサーバ上で800MB(10万件)にまで膨らんでいたので、取り出したらえらいこっちゃになった。あかんわ、mbox形式。壊れるし、途中でトラブルが起こると全部取り直しだし・・。
そこで、今回のQmail&Hyper Estraierなのである。前置きが長いのであるが、わざわざ記事にしようと思ったのは、この組み合わせの可能性を非常に感じたからなのである。
以前から追いかけているテーマ”メールアーカイブ”にぴったりのソリューション。
QmailもHyper Estraierも以前からそれぞれの存在は知っていた。しかし、Qmailの全文検索エンジンとしてHyper Estraierを組み込んで使えるのは知らなかった。(Windows版のみ)
さらに、OulookExpressのメールボックスをUnixのメールボックスに変換するコンバータ”OE2”を使えば、Qmailにメールをインポートできることも知った。
上記、ソースは2chのスレッド。
早速、OutlookExpressのメールボックスから数千メッセージをQmailにインポートし、Hyper Estraierでメッセージの全文検索を試してみた。
速い!
素晴らしい。
OutlookExpressでは、本文の全文検索なんて恐ろしくて実行できないが、さすがに専用の全文検索エンジンなのである。
今のところ考えられるメールアーカイブは、こんな↓感じ
1:全メールトラフィックを特定アカウントに転送
2:特定アカウントのメールをQmailで受信
3:受信したメッセージをHyper Estraierで全文検索
3はQmail上からでも良いし、CGI経由でWebクライアントから検索しても良い。