タワーレコードのキャンペーンで”デジタワー”なんてのを仕掛けていましてな、「お！デジロックがまた来たか？」と田舎もんのおっさんは胸をときめかせたわけですわ。
DigitalismやLCD SOUNDSYSTEM、prototypes、daftpunk、ENTER SHIKARIなんていう、自分が最近購入したものが揃いも揃って並んでるのに気づき、非常に恥ずかしい思いをした。
「なんだ、誰かに仕掛けられてるのに、まんまと乗っかってるだけじゃん」
・・で、もうここまで来たら、とことん乗ってやろうじゃないかと
neu raveなんていうコンピレーションに手を伸ばしたわけですわ。ダンスミュージックがロック化したのをニューレイブなんていって、無理やり盛り上げているらしい。
こちとら、ケミカル、プロディジー、プロペラヘッズ、トランスミューテータなんていうのがデジタルなロックとして最高峰だと信じて疑わないのだが、ニューレイブなんていう単語から想像するのは、例のTMNなんかの人脈やエイベックスがバブルに浮かれた、レイブ、ジュリアナテクノしか思い出さないわけですな。
「危険だ、かつて無いほど危険だ」
そう思いながらも買ってしまった。
そして、やっぱり・・・な結末。
ジュリアナテクノと変わらない。音楽的な面白さが皆無。
くだらない！ニューレイブだと？
「売れていないロックバンドを集めて、センセーショナルなコピーで売り出します」ではないのか？
なんとなく勝手に想像するのだが、こういうの、パーティバンドとして、ごく限られたコミュニティだけで盛り上がってるんじゃなかろうか？クスリでも入れながら。大音響で。
最近、結構テクノ系で冒険してみた感じなんだけど、一枚もお気に入りが見つけられなかった。
本当に残念だ。
もう少しするとケミカルブラザーズの新譜が出る。とっても不安だ。もう、自分の耳や感性が、最近のテクノとはずれてるんじゃなかろうか・・・と。
