売れる営業マンとかなんとかいう本を読んで、”サービス”の意味を考えさせられた。
良い商品、的確な対応、コストメリット・・・売れるための条件として様々なネタが従来は信じられてきた(今でも信じられているかもしれない)。
しかし、先の本に書かれていたのは「お客様よりも出来ないことを表現でき、それでも頑張っている姿に同調してもらう」のが売れる営業マンのスタイルだと言う。
・アポを取らない方が良い(顧客にもスケジュールの遵守を迫り、プレッシャーを与えるから)
・立派な提案をしない方が良い(お客が自分を下位だと感じるから)
・商品について完璧な説明を求められていない(お客は商品知識ゼロで営業担当に会っているので、完璧な説明を聞かされると自分を下位だと感じる)
・自信たっぷりでないほうが良い(お客も出来るわけでなく、それ以下の人間を手なずけたいと思っているから)
自分よりも上か下か?
仕事を出すなら自分が融通を利かせられそうな営業マンに出す
皆が出来る営業マン、出来る顧客ではなく、ほとんどは出来ない営業マン、出来ない顧客なのだから、出来ないけどお客様のために頑張っている営業マンが結局売れる営業マン・・だって。
確かにお客様の虚栄心をくすぐり、気持ち良くなってもらって、お金ももらえる方法ってのがあるような気がする。
サービス(Service)←Serve=奉仕仕える, 奉公する, 〈人の〉召し使いをする; 〈国・神などに〉尽くす, 仕える
serve a master 主人に仕える.
まさに奴隷時代のイメージだ。金を貰うためにServeする奴隷である。
サラリーマン階層が奴隷であるという事実は、資本主義とかいう巧みな言い方によって隠蔽されている。