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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

2005-07-13から1日間の記事一覧

私の勤め先では洗脳の効果が劇的に現れるような事件は発生していない。しかし、元々研修の目的とされた”良い結果”もまた生まれていないのである。1人数十万円*24人分の研修費(経費)が使われただけである。

それから、24人*10日間の決して少なくはない時間。

確かに洗脳を行ったと認めているように受け取れる。しかし、大手コンサルタントの実績という看板を立てに、”信頼を失うまい”との自衛が見られ、終いには(今後の社員教育の案件を打ち切られてしまうのではないかとの営業判断か)「社長の話を十分考慮する」と媚びているように見える。

その後、マネージャ候補の24名はすべてマネージャに昇進し、キツイ状況の中、中間管理職の仕事に邁進している。 その心情に「すべては自分の選択の結果である」や「外部への批判は自分の弱さである」とのアンカー情報(洗脳の中心教義)が埋まっているかどう…

これは私の完全な思い込みですが、洗脳の効果を測定するためのセッションだったのではないかと疑っています。

ここで、”感想”の内容を記さなければなりません。 参加者グループ(机を挟んで6にづつ)同士で、IF〜ONLY(もしあなたが〜であったならば)というゲームをします。 「もし○○さんが、△△ならば、もっと□□がうまくいく」とお互いの良いところ1つ、悪いところ2つ…

自己啓発と社員教育 その後の行動

自己啓発セミナー的な内容が、社員研修の名目で行われた事実に対して、行動を起こさないわけには行かなかった私は、これまでの自分が感じたこと、調べたことをできるだけ冷静に報告書としてまとめあげた。 研修の参加者全員、上司、総務部長、常務、社長への…

結末 洗脳カリキュラムとの戦い

第一回目研修二日目の総括として「セルフエスティームを高める5つの方法」と称する”感想文”を会社に提出するとの脅しつきで書きました。 「会社に提出する」の一言は、これが講習の批判をするようなプライベートな感想文ではないことを意味しています。 あく…

自己啓発セミナー レクチャー「グランドルール」「シェアーのルール」「人生は選択である」

セミナー中でよく聞かれたフレーズを以下に記す。 「自分に正直になること」「色眼鏡」「見返り」「互いの良い印象・悪い印象」「不真面目な参加者への叱責」「被害者」「win-win」「本当に欲しいもの」「事実と解釈」・・・・ 時に違和感を感じたのは、 1…

社員研修と自己啓発セミナーの危険性について

これまで、自分が体験した自己啓発セミナーのリアルな報告を書いた。 ごく短期間に詰め込み式で行われざるを得ない研修中の自己啓発セミナーは、他のサイトで書かれている通り、”非常に危険”である。結局、社員研修の名目で行われる自己啓発セミナーの危険性…