y-matsui::weblog

電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

V-Drumの演奏をMIDIで録音する→ableton Live

■TD-17とPCの接続

USBケーブルで接続するだけ!

その前に、MIDIケーブルでオーディオインタフェースのMIDI INに接続していたが、TD-17にMIDI INが無いのに気づき

「へ?TDを音源として使えないの?」と途方に暮れたが、「あ!USBあるんや!」と持ち直した。

 

ableton LiveMIDI 設定

こちらも、MIDI入出力にTD-17を指定するだけ。

 


f:id:yoshiyuki_matsui:20240308235638j:image

■録音と再生

・録音

MIDIトラックを新規追加して、MIDI FROMにTD-17を選択して録音。

MIDIのアウトは指定しないで、TD-17のオーディオでモニタリングする。

MIDIデータを二重に録音してしまわないように)

 

・再生

録音したMIDIトラックを再生するときはMIDI  OUTにTD-17を指定する。

 

・再現性

MIDIで録音したドラムは、オーディオで録音したのと遜色ないばかりか、凄くタイトに聞こえる。二度鳴りが除去されるからか。

(もちろん、クオンタイズはかけていない)

 


f:id:yoshiyuki_matsui:20240308235703j:image

VSTのドラム音源を鳴らす

結論から言うと、V-Drumのリアルな表現力には程遠い、打ち込みドラムになる。

ベロシティによる音色変化が、違うのだから当たり前。

 

MIDI録音のメリット

録音設定や音色が気に入らないからと録り直す必要もないし、演奏以外のことで後悔しなくてもよい。

(あー、コンプきつすぎたなぁとか、イコライザーの設定をやり直したいなど)

・演奏とミックスを分けられる

演奏時はタイミングだけ気をつけて演奏し、ミックス時には音色やエフェクト、バランスなどを修正できる。

ドラムキットを差し替えることや、録音後にミュートやピッチを変えたって良い。

 

・外部音色を活用できる

シンバルをリッチにしたい、バスドラムを差し替えたい、トリガーシステムみたいに強力なアタック音を足したいなどに対応できる。

 

録音設定や音色が気に入らないからと録り直す必要もないし、演奏以外のことで後悔しなくてもよい。

(あー、コンプきつすぎたなぁとか、イコライザーの設定をやり直したいなど)

 

■結論

「V-Drumの録音はMIDIですべし」

 

生ドラムではこういうことは出来ないし、V-Drumは生ドラムの代用ではない。

アコースティックな響きを追求するなら、マイキングなりイコライジングなりやればよいが、そういうことから開放してくれたのがV-Drumなのだから。

 

電子情報として演奏を記録でき、音色を差し替えたり、テンポをかえたり、フレーズを抜き出してフレーズ素材にするなり。電子楽器としての大きなメリットを享受したほうが良い。

 

コレからのドラム録音は、演奏情報としてのMIDIデータと、リファレンスとしてのオーディオの両方を録っておこうと決めた。