ガンダムと日本人 / 多根清史
を1章のみで放棄。ガンダムに軸があって、日本人論に展開しているのではなく、筆者の日本人論を展開するにあたって、アイコンとしてガンダムを利用しているかのような内容にがっかり。例えに整合性が無く、すっきりしない。
ジオンは日本なのかドイツなのかもぶれているし、戦艦大和がある時はガンダムに例えられ、ある時はビグザムに例えられるような有様。
ガンダムを深く知るマニアが、日本人論と結びつけて楽しんでいる様が、ありありと分かるが、結び付け方がどうもご都合主義的に感じられ、説得力が無い。
・・ということで、そっと本箱に仕舞われる結果に。
