y-matsui::weblog

電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

仮想化ソフト自体のライフサイクル問題

世の中でMicrosoft Virtual ServerからHyper-Vへの統合(移行)がはじまって1年経過した。
(ちなみに自分はまだWindowsServer2008もHyper-Vも未経験・・トホホ)
今後、MicrosoftはVirtualServerを打ち切ってHyper-Vを推進していくとのことだが、Linuxサポートなどで不明点が多すぎる。(明らかなのはSUSE Linux Enterpriseだけが正式にサポートされるLinuxだということ
2014年までは、現状のままVirtual Serverで行くにしても、それまでにHyper-V移行の人柱になるか、
Linuxをホストするという前提であれば、早々にVMwareに切り替えておいた方がよいかもしれない。
まだ5年の猶予があるので、OSのディストリビューションにおいても、何か変化が出てくるかもしれないし、Hyper-VがいろんなLinuxをサポートするかもしれない。
(フリーLinux方面には、あまり現実味はないかな)
CentOS5だって、「とりあえず2014年まではサポートするよん」と言っているが、その先はなんら保障がない。Virtual ServerをインストールしているWindows Server 2003のライフサイクルは、メインストリームサポートが2010/07/13(なんと来年の今頃だ)、延長サポートは2015/07/14まで。いずれにせよ、2014、2015あたりに地殻変動が起きることは間違いない。
めまぐるしく状況が変化するコンピュータ業界の中で、WindowsLinuxか、VMwareHyper-Vか、どちらが長生きできそうかという問題は、結構難しい。

ロングライフ住宅ならぬ、ロングライフ仮想化。大きな地震(ハードウェアに変革がおきたり)、自然災害(OSのアップデートやミドルウェアのアップデート)にもめげずに、上に住んでる私たちの生活を長い目で見守ってくれる存在。そんな仮想化技術に出会いたい。←なーにいってんだか。
ゲストOSの延命のために仮想化を導入する場合、仮想化ソフト自体のライフサイクルも考慮しないと悲劇だ。Windows系OSをホストするならVirtual Server、Linuxを含む非Windows系ならVMwareという発言をどこかのWebサイトで見かけたが、まったくそのとおりかもしれない。
VirtualServer上に構築したCentOS仮想マシンを、すべてVMwareにコンバート、ホストしなおして、運用環境で実験を開始した私なのである。
※今現在、仮想化市場のデファクトスタンダードが何かといえば、VMwareだろうか。ユーザが多いということは、それだけでも事業の継続性にとっては大きな安心感に繋がる。