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Solaris10 on Virtual PC 2007

Solaris10VirtualServer入れてみたが、ネットワークが機能していなかった件。Virtual PC 2007でもインストールして、試行錯誤の末、解決できた。
特にVirtualServerVirtualPCの仮想ネットワークカードに問題があるわけでなく、単純にネットワークの設定が完全でなかったようす。
ネットワークが有効になったので、さっそくパッチあてや、各サービスの設定を進めていく。

■/etc/hostname.dnet0
/etc/hostname.dnet0には、hostname(例えばSolaris10)ではなく、IPアドレスを記述。
行末に余分な改行コードが入っているとダメとの情報もあり。注意したい。
この状態で、外部ネットワークへのpingやnslookup、tracerouteなどのコマンドが通るようになった。

■/etc/nsswitch.conf、resolv.conf
次は、名前解決。
/etc/resolv.confを用意するだけではダメで、/etc/nsswitch.dnsを/etc/nsswitch.confとして上書き。
ネットワークサービスを再起動するか、マシンごと再起動すれば設定が有効になる。

■アップデート
Sun Update Managerを起動して、ウィザードに従い登録を行う。
無償でパッチの入手が出来るようだ。(Sunのサイトにユーザ登録だけは必要)
本日のメッセージみたいなウィンドウが出てきて、なにやら注意喚起をしているが、英語だ。ローカライズされていないのが不親切だな。
Speak English or Die ! か?。あん?

2008/08/09時点で、91個のアップデート。Solaris自体が200805の配布バージョンなのに、2008/01とかのパッチが当たっていないのが謎。

ところで、アップデートに掛かる時間だが。ものすごく遅い。サイトからのダウンロードも、アップデートの適用も。一晩放置でようやく完了した。
アップデート適用前のvhdファイルサイズは、約4.9GB、適用後は6.0GB

■コマンド履歴
「コマンド履歴が使えないシェルなんか嫌だ」というわけで、下記を参照に変更。
Solaris 10 の設定: root のホームディレクトリとシェル
※再起動後のログインで、JavaDeskTopでログインしてこなくて焦るが、再度デスクトップ環境を指定し直してログインしたらOK。

■サーバサービスの確認
Solaris 10 のサービス管理方法
svcs -a コマンドで、サービスすべてを一覧できる。
named、apache2、postgresqlなどがあらかじめ入ってるのを確認できた。(ただしdisableになっている)

第5回:ウェブサーバを設置する--Solaris 10で行こう!
apache2をセットアップして
第6回:ブログサイトを立ち上げる--Solaris 10で行こう!
MySQLはインストール済みなので、設定だけ)MovableTypeをセットアップして
第7回:続ブログサイトを立ち上げる--Solaris 10で行こう!CPANを使ってPERL追加モジュールを入れるために、SunStudioなる環境をインストールしなければいけないらしい。

ま、MovableTypeとかMySQLならLinuxの方が何かと便利な気がする。
それよりもむしろTomcatとかのWebアプリケーションサーバとしてJava関連の製品を使いたい場合に、Solarisなんじゃないかと。