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CentOS仮想サーバのHDDをSCSI→IDEに変更

仮想サーバのCentOS上で、SCSIのパフォーマンスが芳しくない件。
デフォルトのSCSIドライバの入れ替えに四苦八苦してみたが、とうとうあきらめた。
modprobe.confだとかinitrdだとかを触っては見たものの、結局

/etc/rc.d/init.d/vmadd-scsi startを実行
 →Starting VM additions SCSI FATAL: Error inserting vmadd_scsi (/lib/modules/2.6.18-92.1.6.el5/misc/vmadd-scsi.ko): No such device
(modprobe vmadd-scsi failed) [失敗]
・・でハマって、ちょっと調べたら、カーネルの再構築が必要だとか、面倒臭そうだったので断念。だって、ここで無理やりSCSIドライブに出来たとしても、カーネルがアップデートされたら、また同じことしなきゃなんないってことでしょ?。
やーめた。
・・で元々SCSIディスクとして使っていた仮想ハードディスクファイル(vhdファイル)を、そのままIDEディスクとして使うことにした。
このあたり、「あぁ、仮想ディスクって素晴らしい」って感じ。
以下、その手順と(素晴らしい)効果

■手順
・/etc/fstabの編集
sda1などと書かれているところhdc1とする。
(ブートディスクでプライマリバスを使っているので、追加ディスクはセカンダリバスで)
仮想マシンをシャットダウンする
仮想マシンのハードディスク設定を変更
SCSIバスに接続されているディスクを、IDEセカンダリ)に変更。
・仮想サーバ起動
・dfコマンドで確認

■パフォーマンス
SCSIよりも(当然)速く、プライマリバスの場合よりも、読み書き共に高速化(15-200%)。

IDEプライマリ IDEセカンダリ
1MB READ 209715 174762
1MB WRITE 58254 95325
10MB READ 275941 455902
10MB WRITE 111550 126334
100MB READ 329740 406424
100MB WRITE 55805 131565