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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

Facing The Animal / Yngwie Malmsteen

イングヴェイ先生がバンドを率いて98年に発表したアルバムらしい。
92年のFire and Ice以降は、全く遠ざかっていたので、イングヴェイがコージーをドラムに迎えてアルバムを制作したなんていうのは、ちっとも、まったく、これっぽっちも知らなかった。
そんなこともありWikipediaのイングヴェイの項目やAmazonのコメントを見てみる。
アルバム自体は、RisingForce名義のアルバム以上に、バンドとしてまとまっているような気がする。
最高傑作ってのは言いすぎ。(CD帯に書かれる売り文句っていつも”最高傑作”だもんな。自己ベスト記録を塗り替えるスポーツ選手かっていうの)
ヴォーカルが脇役扱いじゃないし、ドラムががっちりと屋台骨を支えてる。もう長いギターソロは要らないのかもしれない。いや、元々ハードロックに長いギターソロは不要なんだが、イングヴェイが切り開いたクラシカルメタルというジャンルは、曲全体丸々ギターソロなんていうことが、ほぼデフォルトになってしまっていたのだ。

アルバム全体にライヤーみたいな曲が結構多いぞ。
マイ・レザレクション、アナザー・タイムあたり、普通に様式美メタルバンドだ。
キーボードとギターでクラシカル合戦!っていうフォーマットは?あまりないのかな。
マッツ・オラウソンのキーボードをもっと聴きたいぞ!。マッツのキーボードオーケストレーションをもっと活用しないと、物足りないね。
ライク・アン・エンジェルはセイブ・アワ・ラブみたいなラブバラード。新しい恋人”エイプリル”に捧ぐだって。アホか。そんなんはええわ。
あ、でも、この人、母に捧げたりっていう曲が結構エモーショナルで良かったりもするんだよね。
アローン・イン・パラダイスなんて、ちょっと聴いたらヴァイの曲”リバティ”っぽい。
誰がアメリカンアンセムやねん!
エアー・オン・ア・テーマ、来た!コンチェルト路線。いいね

全曲を繰り返し聴いてみた。

結論:イングヴェイがバンドで残したアルバムのベストは、Eclipseだ。

※自分がリアルタイムで聞いていた頃のアルバムを越えるのを探すって難しい。