2006/11/14 文庫版を中古で購入
”ユーモアのセンスとは何か”に土屋的笑いの極意が述べられている。推測される論理が破綻するとき、いやいや従っているルールから外れる時、意味がもともと前提としていることが裏切られるときに、笑いが起こる。
どうでもよいこと/どうにも気になることを追求し続ける哲学と、多くの人が前提としている論理を破綻させることによって生じる笑いって、驚くほど近い！
まえがき
・麦茶とコーラと五寸釘
・わたしの葬式
・打たれ強いピアニスト
・人間はなぜ笑うか
・腹立ち日記
・感想についての感想
・夏の終わりの憂鬱
・わたしが漫画家にならなかった理由
・もしかしたら私は自由でないかもしれない
・ライナーノーツとは何か
・私は嘘を許せない
・二十一世紀になったら
・大学の塀は何のためにあるか
・それでも美人になりたいか
・内容勝負のスピーチ
・首相になれといわれたら
・浮かれている場合か
・岡山県人の特徴
・高級レストランでのふるまい方
・買い物と遺伝
・デタラメが趣味
・百発百中の予測
・写真うつり
・若者でなくてよかった
・地球のさまよい方
・慎重な選択
・被害者の会
・笑いによる攻撃法
・大人物になってやる
・あなたの健康法は間違っている
・丈夫なものの運命
・恩師の立場からみた柴門ふみ
・不死の薬
・ジャズピアニストにはいろんなスタイルがある
・ナンセンスの疑い-「わたしってだれ？」って何？
・男らしさはどこへ行った
・ユーモアのセンスとは何か
解説 人間は笑うが葦ではない 森博嗣
