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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

何度目かの禁煙チャレンジ

今回は、覚えているだけでも3回目の禁煙チャレンジ。
初めての禁煙チャレンジは、二コレットが薬局で売られるようになった頃、興味半分で。
すぐにコレットとタバコのダブルニコチン状態になり悪化。自分には”まったく禁煙の決意がない”ことに気づく。
2回目の禁煙チャレンジは、禁煙本による自己暗示系アプローチで、数日間で魔の一服に引き戻された。喫煙を禁忌事項としてひたすら信じるだけだったので、逆に禁止事項を破ってしまう誘惑に負けた。
今回は、凄い。何せ、ニコチン代替物を一切使っていなくて、キシリトール系のガムだけ。洗脳的な自己暗示でもなく、素のままで5日間が経過。
今回のきっかけは、もちろん、健康診断の結果にあるのだが、喫煙しながらの何気ない会話中「数時間、タバコを我慢できるんなら、禁煙できるって!」と喫煙者に言われたこと。
そんなに気負い十分というわけでもなく、「いっちょやってみっか」という感じ。
洗濯物が煙に汚染されておらず、柔軟剤の匂いがしているなんて、なんて爽快なんだろう。
鼻から抜ける息だって煙くないし、口内環境も改善されている気がする。大きく息を吸いこめるような気もするぞ。吸ったら吸ったでウマい!と感じることだろうが、吸わなくても別段震えたり、イライラすることもなく過ごせている。

それでも、はじめの3日間は結構辛かった。コーヒーを飲めば、タバコが恋しくなり、PCを前にしているとタバコが恋しくなり・・・。日常動作の隅々までタバコとの関連付けがされていることを意識せざるを得なかった。「人生の楽しみをみすみすひとつ失う意味がわからねぇよ」といいわけめいたことばっかり考えるし、なぜ吸わないことでイライラしなければならないのかも。
正直、禁煙を決意して1日後に一度引き戻された。ウォーキングをした後に、「今、煙を入れたら、頭がどよーーんと沈むのだろうか?」「体にネガティブな感覚がするのだろうか」とふと思いついて、吸った。
完全にニコチンが体から抜けていない状態だったのだろう、ウマかったし、落ち着いた。しかし脳のどんより感とか、血管が収縮する感じなど、やはり最悪な気分になったので、「うん。タバコが抜けた体のほうが完全に健康だ」と再認識。←この肉体感を伴うってのが大事だと思う。フィードバックっていうの?
その後、現在まで5日間、へヴィースモーカーばかりの会議や、喫煙コーナーの残り香にもめげずに、なんとか意思を貫いている。
禁煙前に買ってあった、封を開けていないタバコのパッケージは、そのまま仕事机の上に置かれている。そっと手にとれば吸える環境になっているのに、全く手が伸びない自分がちょっと誇らしい。
胸ポケットにタバコはもちろんのこと、ライターは入れていないし、灰皿も綺麗に洗ったまま、車の中も徐々にタバコ臭が抜けてきた。もう、車の中に灰皿はいらないかな。
自分がタバコをやめると、人がタバコを吸っているのが許せなくなると良く聞くが、全く許容範囲。・・っていうか、「ウマそうな匂いだな」って思う。でも、吸わない。
マゾかな。誘惑が強い環境であればあるほど、吸わない自分が誇らしい・・・みたいな。(笑)