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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

GOLDEN★BEST / P-MODEL

日本でテクノポップと言えば、YMOと共に、必ずP-MODELの名前が出てくる。
YMOがメジャー(ミーハー)だとすれば、P-MODELはインディーズというか、テクノポップを求めて聴く人なら知っているという感じ。
少なくとも、YMO少年〜エレポップ、メタルへと変遷した自分の音楽遍歴の中で、P-MODELは引っかからなかったし、耳にするチャンスもなかったものだが、テクノポップといえばP-MODEL・・ということらしい。
これまで、平沢進のソロアルバムは聴いた事があるが、「これぞテクノポップ!」というよりも、なんだか大げさなエレクトロニクス音楽だなぁという感じだった。
ヒットした曲によって知られる・・というよりも、奇抜なコンセプトとか、コンピュータをいち早く取り入れたりっていうテクノロジー方面の話題だった気がするんだよなぁ。キーボードマガジンやサウンド/レコーディングマガジンに出ていたとしても。
・・・でこの度、92年、93年のアルバムを1セットにしたベストアルバムを購入し、P-MODELとやらを手っ取り早くチェックしたいと思った次第。
まず、ジャケット(帯)に
「コンピュータの息遣いがきこえる!?これぞテクノポップだ」に始まり
”コンピュータの中にプリミティブな精神世界”だの、”人類とコンピュータをテーマにしたコンセプトアルバム”だのと嫌な予感がぷんぷんしてしまうのである。

早速カーステレオで再生してみると、なるほどピコピコしてるし、ポップ。YMOのようなメロディやリズムがかちっとしているんでなくって、もっとゲームミュージックとかBGMっぽい。何曲か進めていくうちに、妙な現象に気がついた。歌が多すぎる!歌謡曲っていうか、妙な邦楽ポップスではないか。
「おい!コンピュータの息遣いを聞かせろ!」「妙な歌をやめれ!」「人が顔を出すな!」
P-MODELかぁ・・・小難しいことを言う割には、音楽が良くないんじゃないの?とか思っちゃう。偉そうなんだけど(汗)