ベストセラー”問題な日本語”の第二弾。
ティーンズ、コンビニ、ファミレス、某消費者金融CMなどの気になる日本語が盛りだくさん。
言葉が時代と共に意味合いを変えていったり、表現が変わっていったりすることが必然だとしても、その言葉であえて表現する意思を垣間見たり、どのような心理が働いているのかを知るのは参考になる。
この本を読んでいると、「今使われている妙な日本語にも、その言葉でしか表現できないニュアンスがある」ことが良く分かる。衝突を避ける婉曲表現や、慇懃無礼なまでの謙譲語、断定を避けすべてをあいまい化、自らを否定されないための引きこもり表現。”対人恐怖””責任を背負うことの回避””自分様至上主義”が見て取れる。
問題な日本語は問題な言葉の問題なのではなく、論理性の欠如、メンタリティの問題ではないか・・・と心配になる。
