ありえない、なにげに、やばい、うざい、〜じゃないですか、よろしかったでしょうか、タメ口、ゲッチュ・・などなど。
言語学（＋マンガおたく）の先生が、現代日本語を分析。
ちょっと回りくどい言語学的うんちくは飛ばして読んだとして、この本のスタンスはちょっと面白い。
なぜなら、「若者の言葉遣いが間違っている」と断罪したり評論するのではなく、彼らの心理、社会的な変化についての考察を加えているから。
心理を敏感に反映しているのが言葉なのだとしたら、やっぱりその心理に同意できなければ、言葉遣い自体を否定する他ない。
この手の本はいくつか読んだものの、やっぱり綺麗な日本語とか、昔の巧みな表現を読むほうが面白いかな？
生まれたばかりのガキからよりも、すでに死んでしまった日本人や人生経験を積んだオヤジどもの言葉の方が断然面白いからだ。
