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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

プラトニックチェーン読破

渡辺浩弐の短編小説”プラトニックチェーン1~3”を読破。
渋谷の高校生が主人公で、35歳のおじさんにはちょっと気恥ずかしい設定。
町中のいたるところにカメラの監視があり、国の機関がすべて記録しているという近未来に、腕利きのハッカーさんがいて、任意のシーンを取り出せるっていうストーリーが延々3冊分満載。
寝る前の10分程度で短編3本くらいづつ読み進めていた。「すげーなーこの人の発想」って面白いんだけど、正直ずーーっと同じテーマなんで、最後にはちょっと食傷気味に。
最後のワンフレーズですべての謎を明らかにする作風は、凄いキレがある。
そういえば、先に読んでしまっていた”ひらきこもりのすすめ”も、この小説のテーマ”監視社会、殺人、ハッカー、身体性の損失”みたいのが出てきてたなぁ。