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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

Youtube Shortsのこと

Youtube Shortsというサービスが最近提供されるようになり、Youtubeの既存の動画を切り取りして、Short動画として掲載できるようになった。

 

このShortsというサービス、Youtube本体よりもリアルタイムの爆発力があり(自動的に再生されるから)、ユーザ層もYoutube本体よりも若い。

Youtube本体とShortsの違いについてまとめてみる。

とても効果があるツールなのだが、もしかしたら悪魔に魂を売る代物かも・・。

 

 

■瞬発力

公開して24時間以内でドカンときて、一気に収束する。

自分の興味をキーワードで検索して、ピンポイントに見るという視聴スタイルではなく、一方的に流れてくるものに対して、反射神経的に良い、悪いを判断するようなスタイル。

例を上げれば、同じ動画の視聴数が1日で50回だとすると、Shortsの方は1時間で500。

1日以上経過したShorts動画は、公開直後以降はほとんど参照されない

(通常と同様に、該当する単語に検索ヒットした時にしか表示されなくなるから)

 

■チャンネル登録数

視聴数が多いので、チャンネル登録者数も一気に獲得できる。

(登録した人がその後見てくれるかどうかとは無関係)

例えば、Youtube本体では20ユーザ獲得に1か月かかったとすると、Shortsの方では数日で20ユーザ増加といった具合。

 

■Good,Badのレスポンス

明らかにBadが付く割合が高い。通常1割程度のところ、2割以上もBadが付く。

もちろん、たくさんの目に触れることを目的にしているので、Badが付こうが関係が無い。Goodを押してくれて、なおかつチャンネル登録者に繋がれば良い・・と考えを切り替えた方が良い。

 

検索で求める内容を探している人のマッチ度と、たまたま見せられたものがマッチする可能性の違い、もしくは視聴者層が若いことにより、より好き嫌いに反応するということがあるかもしれない(推測)

 

■視聴者のデメリット⇒運営者のデメリットに繋がるかも

登録しているチャンネルでShort動画がどかどかとたくさん出てきて、嫌悪かもしれない。選択して「見たいものを自分で選びたい」のに、一方的に望まない動画が無作為に流れてくると反感を覚えるかも。

せっかく登録してくれた初期の視聴者が離れてしまうかもしれない。

 

■運営者のデメリット

Youtube Studioの機能が、通常動画とShort動画で綺麗に分かれていないので、

参照数や登録者数がごちゃ混ぜになる。アップロードしたコンテンツもShortsで埋め尽くされてしまうという”閲覧性の悪さ”が出てきてしまう。

 

統計情報として別でみられるのは”コンテンツ”タブの”視聴回数””高評価””チャンネル登録者数”のみ。

その他は、通常動画と合算表示されてしまうので、トレンドを把握しずらい。

(上記のように、参照数が一気に10倍とか)

 

これは、元々違うメディア特性のものを、同じ指標で見れるようにしているので、メリットでもありデメリットでもあるが。

Shorts動画を紹介しているサイトでは”告知用のチャンネルを分けるべし”という意見が多い。・・・が発信元の同一性(信頼度)担保という意味では、「同じチャンネルの方が良いのではないか」と考えている。Youtube Studioの使い勝手は、自分だけの問題。